超高級天丼を食べたのですが・・

東京に心と身体のリフレッシュを兼ねてゆっくりして来ようと予定していました。ただ、東京に出掛ける時に、後輩が亡くなった連絡がありました。確認すると6日通夜、7日葬儀の事。突然の訃報に気持ちは重かったのですが、予定通り出掛けました。朝、地震があった後、東京では雨が降っています。余計、気が重くなります。

でもせっかくの東京だからとランチ位は贅沢にと、娘を交えて銀座でも超有名なてんぷらのお店「銀座天一本店」へ。

このお店は、故吉田茂がこよなく愛し、接待に使いながら、天ぷら外交を繰り広げていた事でも知られています。現在でも、名高い文化人や世界 各国の国賓が来日された際の外交の一環としても、日本の代表的な食文化のひとつに政財界で利用されているお店であります。(店内には元クリントン大統領の食事風景が貼ってありました)ただ、ランチ位贅沢にと言いながらも、通常の天ぷらコースにはちょっと手が出ず、お昼のランチにある「特製天丼」を注文。
天然の車エビ2尾、キス、シイタケエビ詰め、アスパラ、赤だし、お新香付で、お値段はなんと4320円。
私たちに取っては超高級天丼です。
今までにそんなに高い値段の天丼をたべた事が無いと娘もびっくり。

たれはちょい辛めで、ご飯は硬め、衣はしっとりで良い油を使っているのかしつこくなく実に上品なお味でした。ゆっくりと味を噛みしめたかったのですが、食べている最中に、電話が鳴り、出ると、出かける前に連絡があった亡くなった後輩の弔辞の依頼でもありました。弔辞の依頼では断る事が出来ないと思い、承諾をしましたが、東京にいては弔辞が書けないと思い、食事の最中に娘には
「申し訳ないが、急用ができたので食事をしたら富士へ帰るよ」
と言いました。
娘は電話のやり取りを聞いていたので一言
「しょうがないね」

(いつかは銀座天一のカウンターで夜、食事はしたいです)

もっとゆっくりしたかったのですが、慌てて雨のなか富士へ帰ってきました。 ですから、現在、弔辞を書いています。
気が付けば連休も終わりです。