日本でもっと税負担の高い商品とは?

富士たばこ販売協同組合の総会に参加してきました。
組合加入者は26年度で249名ですが、毎年減少傾向にあります。たばこについての状況を確認すると
平成25年の喫煙調査では成人男子は32,3%、女性は10,5%です。

女性はほぼ横ばい状況が続いていますが、成人男子は19年連続減少し続けており、昭和41年83,7%のピーク時から45年間で51%下がっています。喫煙人口の大幅な減少はたばこ販売をしている方々の厳しさを物語っており、今後も医療費抑制も含め喫煙人口の減少は進むと思います。
ただ、現在、日本で最も税負担が高い商品は何か?と問われれば答えは「たばこ」です。
例えば、一般的なメビウス430円のたばこで例に挙げると、税負担は64,36%の276,73円市税は105,24円です。およそ65%の税負担は我が国で最も税負担が高い商品であります。その意味では地方自治体にとっても安定的な財源の1つであり、富士市においても、20億の税収があります。喫煙人口は減りながらも税収があまり下がらないのはたばこが値上げされ続けているためであり、そのたばこの安定的な税収は各自治体においてもあてにしています。ですから、たばこを吸わない人にとっても、たばこの税収が地域に役立てられている事実は知らなければいけない事でもあると思っています。
私自身、たばこは吸いませんが、たばこは大人の嗜好品でもあり、たばこを吸う事が悪だと言う一方的なものにせず、愛煙家のみなさんの喫煙マナーとルールを高めながら、たばこを吸われない方と共存、共生をはかる事が大切であると考えますし、それが成熟したあるべき社会と考えています。
 組合員の皆様にとっては、厳しい状況でのたばこ販売でもありますが、我が国でもっも高い税収の商品を扱い富士市の税収に寄与している事は間違いない事でありますので、各自のご努力によるご商売に励んで頂ければと思っています。