奨学生と娘に伝えたい事

私は13年前より、奨学金給付のアドバイザーを務めています。
富士市の富士東高校、吉原高校、吉原工業高校、富士市立高の12名の奨学生の卒業祝いと激励会が開催されました。娘の就職活動の事もあってちょっと長くなりますが・・・

私は、昨年より、富士市立高校のS君を担当しています。定期的に、奨学金を給付する際、学校に出向き、校長先生立ち合いの下で、学校、学業の状況等を面談しています。
以前は富士東校の生徒も担当した事はありましたが、この6年間は、富士市立高校の担当をお願いしてきました。と言うのも、議員と言う立場では、3年前より商業から市立高に変わり、市立高の生徒を担当することにより、定期的に富士市の学校の状況を知る機会を頂きたかったからです。
13年前に商業生の奨学生を担当した際には、非常に優秀な女の子でした。彼女は、成績はクラスでトップを目指し、資格をたくさん取得した上で、金融関係の仕事に尽きたという目標を持っていました。彼女は他の県立高校に行く実力は十分あった事は成績表を見ればわかりましたが、当時の商業高校に入り、進学という事より、良い会社に就職する事の為に商業を選択しました。結果的には、3年間学業優秀で当時は難しいとされた目標でもある金融機関に就職しました。先日、既に結婚をして子育てに忙しい話を耳にして幸せに頑張っている事を嬉しく思いました。3年前から商業高校から、富士市立高校に変わり、奨学生の目標はがらりと変わってきました。ドリカムスクールの目指す所は、高校からの就職ではなく大学進学です。前回、担当した市立高の奨学生のM君は、静岡大学に進学しました。現在の担当のS君も、エネルギー系の仕事に就くために、理系の大学進学を目標としています。今年卒業をする市立高の奨学生は東海大学の海洋学部に進学するそうです。就職重視の学校から進学する学校へ大きく変わってきた事が奨学生を担当しながら強く感じます。良い大学へ行くのが、良い高校とは思いませんが、自分の夢を叶える為には、より可能性のある勉強をしなければいけないならば、目標をもってしっかりと進学をする事は大切な事であると思っています。私の担当するS君に、送迎の際に、車の中で、私がアドバイスした事は、
「世の中で、良い大学へ入るのが、偉いのではなく、自分の成りたい事、やりたい事が出来るのが、立派な人で、偉いと認められると僕は思っているよ。だから、自分の成りたい事やりたい事が出来るように進学をしてください。その為の応援はしています」と・・・・・
S君は小さく頷いていました。
実は、今、私も、娘が大学3年生で新4年生になります。現在、就活中です。理想もあり、なかなか自分の思うようにいかない現実に直面しています。既に、落とされてしまった会社も何社かある状況です。人生の厳しさを味わっている娘には、親として
「人生の最高の栄光は絶対に倒れない事ではなく、倒れるたびに起きあがる事である。(ネルソンマンデラ氏)」を送りたいです。
志あれば必ず道は開けます!!!!
娘が密かに、ブログを見ててくれないかな〜〜