岳南忠霊廟の2つの銅像。


吉永・須津・原田・元吉原・浮島地域の遺族会メンバーでつくる岳南忠霊廟奉賛会の平成25年度慰霊祭が開催されました。忠霊廟には、936柱の英霊が眠っていますが、毎年この場所で遺族及び関係者が集まり、焼香、追悼、各地域の中学校の吹奏楽部が順番で演奏を行い慰霊祭が行われています。

今年は急激に発達する低気圧の関係で春の嵐が予想され、急遽会場が外の忠霊廟からお寺の講堂へ変更されての開催でもありました。私はこの慰霊祭に、7年参加していますが、講堂での開催は初めてでもあります。

今年は、元吉原中学校の吹奏楽部が演奏をしてくれたのですが、外での演奏は雨が降ったらできませんので、講堂での変更は適切であり、またそのような対応がすぐに出来る岳南忠霊廟における慰霊祭は施設が整っていると言えます。慰霊祭は厳かない滞りなく執り行われました。
岳南忠霊廟には現在2つ素晴らしい銅像が設置されている事をご存知でしょうか??
1つは、昨年忠霊廟南側に設置された地震や津波などの災害等の避難先を知らせる銅像「トーチの祈り」。

これは、第12回国民体育大会で最終トーチランナーを務めた故齋藤了英氏をモデルにした約1,7メートルの銅像であります。海抜41メートルの場所に災害への啓発の想いが形にされたそうです。もう一つは、既に2年前に設置されているロダンの「考える人」です。

どちらも芸術的にも価値のある銅像が忠霊廟を見守ってくれています。。
岳南忠霊廟は936の英霊が奉られている場所ではありますが、改めて、この時期、桜が咲き、2つの芸術性が高い銅像が飾られている場所でもあります。地域においても、富士市においても名所の一つでもあると感じます。
ぜひ一度はみる価値があると思いますので見に来てください。