あらためて生物多様性って何?

 

以前議会でも要望してきた、各自治体で義務化されている生物多様性の地域戦略の策定が現在富士市において、富士市生物多様性地域戦略としての策定が本年度、来年度の2年かけて進められています。既に富士市生物多様性地域戦略策定部会も行われており、傍聴をさせて頂きましたが、その中で委員から、一般的に生物多様性って言っても市民のほとんどがわからないのでは、この戦略では分かりやすい言葉で、と言う意見がありました。言われてみて、私も生物多様性を議会で質問に取り上げているものの今は、生物多様性って言われ、漠然と様々な動植物の維持、保全的な捉え方をしていましたが、生物多様性の明確な定義と言われると「何だろう?」と考えてしまいました。

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頂いた資料の定義では、「生物多様性とは生物たちの豊かな個性とつながり」との事です。
地球上の生物多様性条約では生物多様性を「生態系の多様性」「種の多様性」「遺伝子の多様性」3つの視点で捉えています。とされていましたが、分かりづらいと感じました。本年度の世論調査でも生物多様性について取り上げられていますので、市民の理解度を確認したいと思っています。あらためて「生物多様性って何?」です。

いずれにしても、開発や過剰な利用、外来種の持ち込みなど生物多様性の危機にさらされています。これまでの1000倍の速さで生物が絶滅していると言われています。私の地域には豊かな田園が拡がり、貴重なトンボが飛び交う浮島沼釣り場公園があり,生態系の変化が危惧されています。生物多様性の観点からも重要な場所であり、対応が求められると思っています。
その意味でも、生物多様性地域戦略が策定され始める中では、生物多様性が市民にとってわかりやすく実効性のある戦略になる事を期待せずにはいられません。。