「おくすり手帳」持っていますか?

隠れ肥満と言われ、コレステロールを下げる薬が処方されていたので、市役所の近くの薬局へ行ってきました。
その際の会話です。

「おくすり手帳をお持ちですか?」
「なんですか?持っていませんけど」
「あ〜それなら、手帳を作りますね」
「え〜作らなければいけないのですか」
「そうですよ。4月から義務化されて、おくすり手帳は作らなければいけないのですよ。」
「誰でもですか」
「そうですよ。昨年震災の時、薬の処方が出来なくて大変困ったんですよ。災害時には、お薬手帳があれば、お医者さんに行かなくても薬が処方できるんです」
とチラシを見せられたので、
「そうなんですか、4月から・・知らなかった」
「そうなんですよ、何かの時にも、何の薬を飲んでいるのか、確認もでき、急な症状が出た時の対応も早いんですよ」
「確かに、災害時や緊急の時には、薬の処方や何の薬をのんでいるのか便利ですよね。それでは私もよろしくお願いします」
という事で、「おくすり手帳」を作ってもらいました。

「おくすり手帳」は、複数の医療機関にかかっている場合や複数の薬を処方されている場合など、手帳を参照することで新たに調剤された薬との悪い飲み合わせや重複投与がないかを調べることを可能にし、患者の薬品アレルギーを回避することなどが本来の目的だそうです。
今までは義務化されたはいませんでしたが、昨年の震災時には、非常時の特例として医師の処方箋がない場合でも「おくすり手帳」の履歴から、持病に関わる薬が調剤され、有効活用された経緯より義務化されたようです。
もっとも元気で病院に掛かっていない人には縁のないものかもしれませんが・・・
災害時の要介護所への支援としての情報医療キットが導入されて行きますが、この中にも、「おくすり手帳」もコピーをして入れておくといいのではと思いました。