富士市にもロダンの「考える人」

富士市の比奈にある岳南忠霊廟前に世界の名作である、オーギャスト・ロダンの「考える人」を忠実に再現した模刻が設置されたので、その除幕式に参加してきました。

設置された「考える人」は、高さ1,8メートル、富士山をイメージした高さ1,4メートルの御影石の台座にあり、富士山を背に、駿河湾を見下ろしながら、考えています。

除幕式では、誠心会の子ども達や遺族会の関係者の子ども達が参加して、行われ、綱を引いての除幕式には参加した多くの人達からの拍手が湧きあがりました。
除幕後に、「考える人」を囲み、新たな名所となるよう、童謡の「ふるさと」を合唱しましたが、忠霊廟に奉られている936柱の英霊も、さぞかし喜んでいるのではないかと思います。
「考え人」は恒久の平和を願うと共に、震災において被災された人たちの一日も早い復興を、高台にある場所で今は、しっかりと考えてくれているように思いました。またその姿を見ながらも、私達は、考えるだけではなく、しっかりと考えながらも、行動をすることは進めなければいけない事を感じさせてくれているようにも思いました。

今回「考える人」が設置された岳南忠霊廟は、桜がきれいに咲き乱れる場所でもあります。
今後、ロダンの「考える人」が設置されたことにより、新たな名所として多く方が訪れる場所として注目されるようになる事は考えられます。多くの方が来ることは望ましい事ではありますが、しかしながら、936の戦没者の英霊の御霊が奉られている所でもありますので、節度ある来場を求めます。