お日待ちは地域の大事な文化です。

須津、浮島地区15の神社で神嘗祭(お日待ち)神事が週末行われました。私も地域の浅間古墳神社、八幡宮と神事に参加してきましたが、今年は台風の為に、浅間古墳神社では参道を跨ぎ、木が倒れちょっと地域では騒ぎになりました。

台風の後、その処理をする為に氏子が集まり、お日待ちが近いので、参道の木を退け、大木を切り分けましたが、運び出す事はできませんでした。みどりの課へも相談に言ったようですが、神社の倒木に関しては、本来、氏子管理である為に、あくまでも氏子で処理しなければならないと言われたようで、氏子も高齢である為に、処理に途方に暮れていました。
(浅間古墳は文化的にも地域の名所でもあります。)

しかし、他の神社と違い、浅間古墳は国指定の文化財でもありますので、その場所の倒木という事で、文化振興と言う意味で行政が対応していただく事になり、9月の追加補正で予算が付きました。市で対応して頂ける事を聞いて、氏子役員さん、区長、町内会長は喜んでいました。お日待ち自体は、地域の五穀豊穣を願い、地域の災害が無いように、皆で集まる農業地域地区の独特な行事でもあります。

本年度は、地震、豪雨、台風の災害の多い年でもありました。これから、災害がない事を祈ってきましたが、今回の浅間古墳神社での倒木も大きな災いを神社の木が倒れた事で防いでくれたのかもしれません。

また、午後は、八幡町のお日待ちのお祭りに参加してきました。氏子さんも大分高齢化進んでいるようで、役員さんの成り手が無くて困っている状況もあるようですが、皆で神社の境内で飲み食いをしながら交流をする場所としても、お日待ちは大事な地域文化でもあり、地域コミュニティを進める重要な行事の一つでもあると感じています。