神社が有る地域において、神社は氏子さん達で管理されていると思います。神社にある木々は昔からの鎮守の杜とも言われていますが、月日が経つうちでは、木々は成長し、枝打ち等管理も氏子だけでは困難になってきている状況でもあるようです。
私の住む地域の近くに、浅間古墳神社と八幡宮神社があります。その2つの神社の八幡宮神社において、大きなクスノキが道路の方にはみ出し始めており、大型車など背丈のある車が通行できない状況でもあります。昨年より、氏子さん達も枝打ちをしていたのですが、とても手に負えない状況に頭を痛めていました。以前にも浅間古墳神社において、成長した木が道路に又掛かり、その落ち葉が道路を隔てたお茶畑に掛かると言う事で、文化振興課にお願いして木を伐採して頂いたことがあります。神社の木と言う事では簡単には切る事は出来ないとしていましたが、今の状況をほっておく訳にはいかず、相談した結果、木を切らなければいけないと言う結論に達しました。その後、みどりの課で検討して頂き、要望が通り、道路に掛かるクスノキを切って頂くことが決定した訳ですが、やはり、神社の木と言う事では、ただ切ればいいと言う事には行かず、木の伐採前に、大雨注意報が出ている28日の朝、神事が行われました。
神事の終わりに宮司から、
「神社の木々は、昔から鎮守の杜(ちんじゅのもり)と言われますが、この場合のもりは木が3っつの森ではなく、木に土と書いての杜となります。それは、神社のもりは、もうすぐおひまちで、五穀豊穣を祝う訳ですが、すべてがバランスよく成り立って豊作に繋がると言う意味からも神社のもりは、木と土が助け合って杜となっている事を表しています」と言う説明がありました。その意味から言っても、鎮守の杜の木を切るには、五穀豊穣を願う地域としては、しっかりとしたお祓いが必要なのかもしれないと改めて思いました。
(大きな木切られ、大分すっきりした感じになりました)
お祓いが終わった翌日より、木の伐採に入りましたが、大型クレーン車も入り、道路を通行止めにしての大工事??でもあります。どの様になったか、八幡さんへ行ってみたのですが、大きなクスノキは切られさっぱりとしてしまいました。
10月9日におひまちが開催されますが、今までとちょっと変わったことに地域の方は気がつくでしょうか?
でも、これで、大型車も通行できるようになり、一安心です。