富士山ひらら

 富士商工会女性部が中心に推進する、富士市産の米粉による新食感めん「富士山ひらら」の普及拡大が進められており、市でも地域食材を利用した商品としてのPRやブランド化に向けての支援が図られています。

まだ、「富士山ひらら」はあまり馴染みが無いと思いますが、少し説明すると、市産利用の米粉めんの普及は、旧鷹岡商工会時代に紙の街と関連づけた「富士っ米ひらひら」として推進してきていましたが、合併による新商工会のスタートを契機に食文化創造へ向けて、正式名「富士山ひらら」として本格的に取組みが始まりました。すでに、入山瀬駅前に製造直売所兼ねた商工会レストランが開店しています。
「富士山ひらら」に関しての料理としての私の感想は、以前から、お祭りや商工フェア等多くのイベントに置いて、商品が出品されており、けんちん汁にきしめんの大きいのが入った様なひらら汁は食べる機会はありましたが、確かにおいしいのですが、熱い汁ものは夏の暑い時はあまり食べたいとは思わないし、若い人へのインパクトは少ない料理であるとは感じていました。

今回、女性部長からおいしい物を食べさせてくれると言うお誘いを受け、富士山ひららの普及事業の一環として、エネリアショールームで開かれた、ひららを利用した料理教室を見学さてもらいながら、様々なひららの創作料理を試食させて貰いましたが思わぬ料理法にビックリです。
(料理教室の後、出されたひらら料理に舌鼓を打つ、商工会長)

料理教室で作られた料理は6種類で、昨年ひららを使った料理コンテストに置いての優秀作品のレシピを基に作られました。
(それぞれに好みがあり、どれが一番おいしいかと言うと迷う所ですが、私は、ピサひららが一番おいしかったです)

6種類の料理は、従来の「ひらら汁」を始めとして、ひららを揚げてチョコをつけた「チョコライス」色々な具材を入れごまだれで食べる「冷しゃぶひらら」チーズとピザソースをトッピングした「ひららピザ」フルーツポンチにひららを入れた「フルーツデザート」、ひららをパスタとして利用した「イタリアンパスタ」でしたが、どれも、おいしく商品化しても売れるんじゃないかなと思えるものばかりでした。

米粉を利用したひららは、様々な利用が出来る商品でもあり、まだまだ他の創作料理が出来る可能性は感じました。

冷しゃぶひららは、商工レストランで夏季メニューとして出されるそうです。(要望ですが、できれば、商工レストランも土日や、夕方5時以降もお店を開いて頂ければ、食べる機会が増えると思うのですが・・・)

富士市では、つけナポリタンの普及にも力を入れていますが、「富士山ひらら」においても、しっかりした普及戦略を練り、コンビニ等の流通媒体にも売り込んだりしながら、早く地域ブランドとして全国区に成れるよう期待致します。