ショックです

 26日の会派での予算案の勉強会終了後、富士市立中央病院院長の突然の死亡が知らされました。23日の本会議場では何の変哲もなく質疑に対して答弁をしていたのに・・驚きました。

市にとっては、産婦人科医の引き上げの際にも、大変な尽力をして頂き、病院改革に対しても積極的に取り組んでいた最中での中心的な方が突然、いなくなるのは大変な損失でもあります。
「エー、一体何があったの」言うのが正直な感想です。

経緯を聞いてみると、病院での会議中、腹痛を訴え、診断をすると大動脈瘤が見つかり、処置をしていた最中に様態が急変し、亡くなってしまったそうです。死因は急性大動脈解離だそうです。
解離性大動脈瘤とは、血管は内膜、中膜、外膜の3重の層で出来ています。解離とは、内膜と外膜の間(中膜)がさけて、内腔(血の流れるところ)が2重になってしまう状態です。解離性大動脈瘤、急性大動脈解離ともいわれます。
 解離性大動脈瘤は、近年増加しつつあり、予後が不良のために注目されている病気です。突然発症し、発症後48時間以内に50%、1週間以内に70%、2週間以内に80%の高率で死亡するといわれています。
病院にいながらも、亡くなってしまったのは運命としか言いようがないと思います。
実は私の父も同じ病気でした。何年か前に肺気腫になり、その治療に行った時に大動脈瘤解離が発見され静岡市立病院で手術を行いました。手術は成功し、良かったと思っていたのですが、その後、しばらくしてから心筋梗塞にもなり、中央病院で手術をし、助かりました。今は、それなりに元気で生活しています。本人は何度も死にかけたとよく言いますが、元気でいられるのもそれも運命であると思っています。
人の運命と言うのは分からないものです、病院長の突然の訃報は、議会が3月3日より再開されますが、もう会う事が出来ないと思うとショックでもあります。

心からご冥福をお祈りいたします。