様々な工夫がされている戸塚洋二ニュートリノ館

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年間300万人以上が利用する富士川SAにある富士川楽座の2階に23日に新たにオープンした「戸塚洋二ニュートリノ館」のオープニングセレモニーに参加してきました。
この施設では富士市出身の素粒子物理学者の戸塚洋二氏を顕彰し、その研究をしてきたニュートリノについてをわかりやすく説明展示されています。また、素粒子物理学の実験装置などが体感もできるので子供たちから大人まで幅広い世代に科学の魅力を発信する施設でもあります。

あらためて戸塚氏の事を紹介すると私の高校の先輩に当たり、岐阜県飛騨市の実験施設「スーパーカミオカンデ」の研究チームのリーダーとして素粒子の1つニュートリノに質量がある事を示す「ニュートリノ振動」を発見しており、ノーベル賞への最有力候補者でもありました。ただ、残念な事にがんで66歳の若さで他界してしまいました。同じチームの梶田氏が昨年ノーベル賞を受賞した事を受け、本来なら、ノーベル賞を受賞していた戸塚氏を富士市としても顕彰しなければいけないとしての施設創設になりました。
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オープニングにセレモニーには、施設創設に多大な協力をして頂いた戸塚氏の奥様の裕子氏からの挨拶がありました。奥様にとっても感慨深い施設でありますが、この施設展示に関しては、実は、観光課にいる私の息子が担当しています。ですから、私にとっても、とても興味深い施設でもありましたので、私が所属する自民クラブと自民党真政会ではオープン前から、事前に説明(12月13日)や建設中の施設の視察(12月19日)を私が窓口となって行っています。あらためて、施設展示の確認もしましたが、子供たちに理解できるような説明や粒子の動きを肉眼でも見る事ができる装置、また、実物の光電子倍増管もあり展示への様々な工夫等は、関係者を始め市長や同僚議員からも評価がされており、私も大変嬉しいです。

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ぜひ、「戸塚洋二ニュートリノ館」には一度足を運んでください!!!

また、戸塚氏に関しては、私の母校富士高校でも、卒業生で組織する富友会でも寄付を募り、高校に顕彰碑を設置することになっており、来年の1月9日には、ノーベル賞を受賞した梶田氏が記念講演をした後に、富士高校に寄ってもらい、顕彰碑の除幕式が行われる予定になっています。
当然、そちらにも参加するつもりです。