豆・魔滅・魔目マキ

 

 毘沙門さんの最終日にあたる2月3日は、節分の日でもあります。暦の上では明日から立春、季節の変わり目ではありますが、あちらこちらで「鬼は外!福は内!」の声が聞こえます。

 100年に一度不景気と言われ、テレビや新聞で毎日のように報道され続けると、心理的にも悪い方向へ向かって行ってしまうようです。せめて、豆まき位は元気を出して、不景気を追い払うよう、昨年より大きな声をだして豆まきをやりました。

 

 節分の日になぜ、豆をまいて、邪気を払うのか、十二子から由来する説もありますが鬼門が丑寅から来ている鬼を硬い大豆を火で炒って追い出すとも言われますが、色々な説がある中には、魔を滅する「魔滅」と豆をかけた説とか豆を悪魔の目として「魔目」とし、これを家の外に投げ捨てるという説という「まめ」と言う字からなぞらえた説もあります。  今では、節分は、立春を前にして、豆をまいて社会にある鬼や心の中の鬼を追い出して、あらゆる福を内にいれることにより、運気を招きいれ今年一年、無病息災、無事過ごすことができるように恒例の行事となっています。

 私も、家族で豆まきをする前に、三日市のお浅間さんで、紋付き袴に着替え、お払いの神事終了後、大勢の人が集まる境内で豆まきをさせて頂きました。
 豆まき終了後に、私にはさっそく福が舞い降りたのか、縁起の良いお神酒が、抽選で当たってしまいました。昨年より、くじや抽選がよく当たります。(自称当たりやです)

 
 縁起の良い、境内でうっていたまつかやさんの恵方巻き買いましたが、景気が悪いと言われ続ける状況の中では、立春を境に新たな年としてとらえ、運気が変わり、明るい話題が増える事を期待します。(今年は方角は東北東です)
 しかしながら、段々年の数だけ豆を食べるのも大変になってきています。