市長選挙戦、最終日の12月19日。15代将軍徳川慶喜公が明治時代20年余りを過ごした屋敷跡、静岡の浮月楼で従兄の娘の結婚式が行われましたが、ある意味、忘れられない結婚式の1つになりました。
親族として式に出席しましたが、受付の時に、寒いですからと言われカイロを渡されました。不思議に思ったのですが、外での結婚式と言うのを初めて知らされました。浮月楼の一番の売りである、都会の喧騒の中で、歴史と自然が残る雰囲気のある庭園での神前結婚式は、雅楽の調べが荘厳に響きながら新郎、新婦の入場で始まり厳かに執り行われました。しかしながら、ここ2日くらい寒波がおしよてせおり、急激に寒さを感じるようになった中での、15時からの式であった為、陽はすでに陰っており、時折吹きこむビルの谷間の風に寒さは増し、震えながらの式でもありました。
(防寒対策をして参列する従兄)
私の両親も結婚式には参加していたのですが、寒さを気にして、部屋の中から外の式の様子を見ていました。式が終了した後、写真を外で撮影しましたが、新郎も寒さの為に、顔は笑っているのですが、手が震えているのは確認できました。2人にとっても、参加していた人達にとっても、寒い中で震えながらの忘れられない結婚式であったとも思います。でも、花嫁も可愛く、花婿も始終にこやかで、見ているだけで幸せになります。寒い中での式ではありましたが、心の中はとっても暖かな式であったと思います。
(初めての共同作業はもちつきでした)
披露宴に関しては、暖かい室内でおいしい料理を頂きながら、和やかに進みました。従兄の家は娘3人で、長女の結婚であります。新郎は東京工業大学院を卒業し博士号を持った某企業の研究所のドクターで大変優秀な方であり、従兄の兄さんも娘ですのでお嫁に出す覚悟はあったと思いますが、お婿さんに入ってくれると言う事で、喜びは言葉に言い表せないほどの格別のものでもあったと察します。
まだ、先の話ではありますが、家も娘2人ですので、どのような形になるのか分かりませんが、ちょっと羨ましく思いました。
しかし、今後、私にとっても、「ああ、あの寒い日の結婚式」の印象が強い忘れられない結婚式となりました。