カツカレー発祥の店

 銀座には古くからの店が沢山あります。日本で初めてポークカツレツをだした、煉瓦亭・銀座のキャバレー白薔薇、そして、カツカレーを生み出した銀座スイス。この3店は同じ通りの近くにあります。
 私は、カレーが大好きです。どこへ行ってもカレーは食べたいと思っています。飲んだ後も夜中に、富士のふじいち食堂で体に悪いと思っていても、匂いに釣られて、つい頼んでしまい、朝起きた時、食べなければよかったと後悔をしています。
 

カレーを良く食べる私にとっては、カツカレー発祥の店という看板を偶然、見つけてしまったので、とにもかくにも、入って食べなければいけない衝動に駆られました。
 銀座スイスはかなりの有名店で、並んでも食べたい店のリストに入っていたのですが行く機会がありませんでした。
 東京にしばしば行くようがあったのですが、今回その機会があり一人で食べてきました。
 巨人軍の故、千葉茂さんがこの店の常連客で、カレーにカツを乗せてくれと言ったのがきっかけだったそうです。今では当たり前のようにカツカレーがありますが、当時としては画期的な食べ方だったようです。
 店は歴史を感じさせ、店の真ん中に女性がお会計をする係としてどっかり座っています。無駄なような気もしますが老舗の伝統を引き継いだスタイルの名残でしょうか。
 

 千葉さんのカツレツカレーは、1365円でワンプレートにカレー、ご飯、キャベツと乗っておりボリュウム満点です。ルーは辛いというよりしょっぱい感じがしました。ルーは当時からの継ぎ足し作られた挽き肉入りのキーマカレーのようなルーでした。かつは食べやすかったです。
 カレー自体は洋食屋さんのカレーって感じでとびきりどうのこうのというおいしいさというより、昔からの味わいがあるという歴史を感じさせるカレーでした。