昨年末、富士商工会議所役員及び商工振興委員を対象に2010年の景気予測のアンケートが実施され、私も提出しましたが、その調査結果が、商工会議所新年賀詞交歓会で配布されました。
*2010年の景気見通し
〜日本経済・富士地域経済とも5割以上が「現在よりも悪くなる」〜
2010年の景気見通しは、日本経済全般については「現在よりも良くなる」との回答は、12.3%「変わらない」が31.5%、「現在よりも悪くなる」56.2%(昨年それぞれ0.0% 3.1% 96.9%)
富士地域経済については「現在よりも良くなる」との回答は8.1%、「変わらない」が33.1%「現在よりも悪くなる」は58.8%。(昨年それぞれ0.0% 5.6% 94.4%)5割を超える方が、更なる景気の悪化を予測している。
*株価水準、円相場、経済成長の見通し
〜2010年の株価と円相場は先行き不透明。経済成長率は「変わらない」と「低くなる」で8割を超〜
*今後の企業経営に関する懸念材料
〜「個人消費の低迷」を懸念、「中国の経済動向」が大幅増〜
*我が国が積極的に取り組むべき課題
〜「景気対策」を強く期待〜
現在我が国が積極的に取り組むべき課題を12の項目から重要かつ緊急性の高い順に3つまで選択して頂いた。
最も多かったのは、「景気対策」79.3%(昨年71.6%)で昨年以上に強く期待される事となった。次いで、「行財政改革・政治改革」が32.9%(昨年54.9%)「経済構造改革・規制緩和」が29.9%(29%)と続いている。
*富士商工会議所が優先的に取り組むべき課題
〜「行政への政策要望」と「直接的な会員メリットに繋がる事業の充実」へ期待が高い〜
詳しい調査結果の詳細の資料は商工会議所でもらって下さい。
いずれにせよ、2010年は厳しい状況は多くの方が予想しており、不況下の中小企業の経営安定は最重要課題であると考えられます。