人口減による「自治体消滅」の危機は、地方を中心に徐々に忍び寄っています。都市が活力を保ち続けるには、「働く世代」を呼び込むことが欠かせない事ですが、ちょっとこのところ話題になっている事として、富士市は「活力ある都市」としての評価はすこぶる低いとされている事です。と言うのも、日経ビジネスと日経BP総合研究所は働く世代2万人への調査から「活力ある都市ランキング」を作成されたものが、日経ビジネス1月25日号の特集で掲載されたことによります。
栄えある活力ある都市ランキング1位は若者に人気の街吉祥寺で知られる武蔵野市。頷けます。
富士市はなんと有効回答があった308市区の中で最下位の308位。
思わず、「え~びり???」と紙面を見直してしまいました。
調査の概要を確認すると2015年27日~11月8日の日経BP社のインターネット調査システム「AIDA」を使用したとし、現在の居住地と直近の居住地に対する評価をもとに47項目について調査したとの事。
私も富士市のスコアは41,1で308位の順位にショックを受けました。回答数が29人である事を考えるとスコア的にはぶれもあり、回答のない都市もありますがそれでもあまりにも低い評価。個人的にはもっと上でもいいと感じますが、民間雑誌とは言え、多くの人が目にしている雑誌でありますので、この順位については富士市の中でも話題になるのも早いです。
富士市は人口減少に歯止めをかけるために、この3年間最優先に都市活力再生ビジョンに取り組んできての最終年度を迎えても、人口も26万を切り、25万6731人(平成28年1月1日)と人口減は確実に進む状況であります。
活力ある都市ランキング308位の順番を真摯に受け止めて「子供が集まる、会社が集まる」施策等にもっともっと取り組まなければです。