英語活動導入の意義は

小学校英語活動の意義は?
英語が苦手な私にとって、自分が英語を喋る事ができず、外国人を見ると目を合わす事も出来ない状況で、英語を習得できなかった分、逆に、平成23年からの小学校5,6年生の外国語活動としての英語授業導入に際しては興味をもっています。

 英語授業導入に関しては「美しい日本語が話せることが先決」とか「もっと、日本語教育に力を入れるべきだ」という声は以前より多く、今でも英語導入を反対する声はあります。
反対する意見には、大きく3つあり
1、数値による確固たるデータがないとし、導入する事で児童のどのような面が向上するか不明である
2、小学校の教員は英語指導の経験が少なく、しかも専門的知識がかける。このような教員に英語を学ぶことにより、英語嫌いになっては、中高と続く英語教育の障害となる
3、財政難による小学校への支援が乏しく、小学校の教員に無理難題を強いる事になる
反対論も強く挙がってはいたものの、導入される中で、小学校英語は何をめざしているのか、早く始める事のメリットはなにか、コミュニケーション能力を伸ばすとか、語彙数をより増やすとかきれいな発音を身につけさすとかあるが、一番の目標はなにか?
答えとしては、
今回の外国語活動は、「聞く事」「話すこと」などの英語運用能力向上を図るものではなく、早期導入の狙いには
1、小学校の柔軟な適応力を活かすことによる英語力の向上小学校の段階では音声やリズム柔軟に受け止める事がてきしていること、音声を中心とした英語のコミュニケーション活動やALTを中心とした外国人を中心としたスキル面を中心とした英語力の向上
2、小学校の段階では、言葉や文化に対する関心を高める事に適していること
 
3、グローバル化の進展への対応
次世代をになう子供達への国際的視野をもったコミューニューケーション
能力の育成
4、 教育の機会均等の確保
英語授業においてのばらつきがあり、教科として英語教育を実施している学校が増加している事を考慮すると、教育の機会均等の確保と言う観点、中学教育に円滑な接続を図る観点、中学に入学した時に共通の基盤がもてるよう必要な教育が求められている。
以上の事が導入の狙いでもあり、意義でもあります。
しっかりとした、外国語活動の意義を理解した中で、親は過度の期待をせずに、小学校教育を歪めたり、子供に競争心をあおるような事をしないようにしなければなりません。また、今後移行措置期間の間で、教師、生徒、父兄の不安を払拭して、急がずに、英語授業を導入をしてもらいたいものです。

 2月議会一般質問
「小学校外国語(英語授業導入)について」の質問内容の一部です。