食の安全。

 

 
東部土地改良区には、師走の忙しい時ですが、多くの人が富士山を撮影に来ています。
 
 神戸や横浜と他県のナンバーの車が目立ちますが、年末、年始にかけて、富士山がきれいに見える時期には、車が並んでいます。

 東部土地改良区は、富士山がきれいに見える場所ではありますが、最近、気になる看板が設置され始めていました。
 それは「うみゃーお米を作ってる!」という米粒に顔が書いてある看板です。
 
 東部土地改良区においては、昨年、私が議会でも取り上げたのですが、農地・水・環境保全事業として、農家・企業・地域・学校等が連携して、富士山ふもとの里を守る会が立ち上げられ、この地域の営農活動を推進しています。少しづつではありますが、活動が始まっているようで、この看板も活動の一環として立てられたものであると思われます。うみゃー米が作られていると書かれていると、なんか食べてみたいなと言う気になりますが、富士山がきれいに見える場所で、景観的にも、素晴らしい場所で作られているお米、(例えば、パッケージに富士山の麓の田んぼ)というPRをすれば、脚光を浴びてもっと売れるんじゃないかなと思ったりもしています。
 
 食品の安全・安心と言う事を今年は考えさせられる事が多くありました。産地偽装、ブランド偽装、賞味期間の改ざん、事故米の不正転売と食に関する不安は大きく、食べる物の信頼は著しく損なわれた年でもあったような気がします。食料自給率も40%にも満たない現在、しきりに地産地消が叫ばれています。 
 

 地域においても、農家やJAが連携して、産直市も開かれており、私も、新鮮で顔が見える商品が買えるということで、須津や浮島の産直市に顔を出しています。地域住民にとっても、身近で安心・安全な地場の食が買えるということでは、素晴らしいことであると思っています。また、もっともっと、多くの人が利用をし、地域の農業が見直され、農業従事者にとっても、励みになるようになればいいと感じています。
 
 食の安全について、改めて、年の瀬の忙しい時期ではありますが、東部土地改良区の中を車を走らせながら、感じました。