24時間営業が当たり前になっているコンビニの深夜営業の規制する動きが出てきています。
国が募集した環境モデル都市に、エントリーしている自治体において、コンビニの深夜営業を規制する動きが、洞爺湖サミットを前に、急浮上しました。これは、日本の社会的インフラになりつつあるコンビニを、ある意味シンボリックなCo2削減案として打ち出してきた感があります。
1番話題になりやすく、コンビニは何につけても、以前より社会悪として、取り上げられる事が多かったのですが、近年では、深夜営業での防犯、防災の為の役割や(昨年も女性が1万3千人が駆け込んできています)、災害時の緊急支援体制等が整えられており、(停電になっても、自家発電をしながら営業をしています)社会的に認知され始めた中で、地域の生活者にはかかせない形に変わってきています。
また、全国に4万2千以上あり、従事する人たちも130万人にのぼります。深夜営業をやめさせる事による、雇用削減や、消費削減と経済状況の悪化も進みます。
コンビニが深夜営業をやめても、Co2削減は微々たるもので効果は期待できないと言う見解もあります。日本全体のCo2の排出量が、最も多いのは工場部門の39%で、運輸部門が21%、商業で20%その内、コンビニが占めるのは1%で、深夜営業をやめても、0コンマいくつかの削減しかできないとされています。Co2の削減を本気に考えるならば、まずは、深夜営業をする工場に規制をかけなければいけないと思われますが、その事にはふれられていません。
私は、社会の方向性として、深夜営業の規制をする事については意義はありませんし、進めていくのも一つ考え方だと思います。しかしながら、一部分だけ規制しても意味がないと思っています。生活形態を変え、すべての、営業を、規制をかけ、深夜営業をやらせないという形に変換できるのなら規制に取り組めば良いと思います。
地球温暖化対策として、工場も、トラックも飲み屋さんもカラオケもタクシーもすべてが営業やめ、ネオンも夜11時にはすべて消す、そのような社会にできるのなら、ぜひ進めて頂きたいです。
今回のこの話は、急激に、コンビニが多くなってきているから、規制すれば環境問題に取り組んでいるという話題性があり、世論にアピールできるパフォーマンスのような話のような気がしてなりませんでした。
個人的には、深夜、働く事がないような社会が、望ましいとは思っています。