私は昨年の9月議会で「公共施設への次世代自動車用充電インフラ整備について」を質問しました。次世代自動車については環境面や燃料費の節約、災害時の電力利用と電気自動車のメリットはもちろんですが、国の施策や米欧諸国など各国で厳しい排ガス規制が始まることで目標に届かない自動車メーカーには巨額の課金が課せられようになる為,嫌が上でも次世代自動車への転換を進めなければいけない事情もあります。
ただ、国の施策でもあるのにも拘らず未だ、電動車両(EV・PHV・PHEV・電動2輪)の普及は足踏みしている状況ではあります。その普及の大きな課題の1つには充電器の設置が進みにくい状況があります。昨年の質問では富士市のシティプロモーションとしても国や県の補助を使って市民が利用する市役所やふじさんメッセ、まちセン等の公共施設に先行的に充電器の設置を求めましたが、検討するで終わっています。
8月6日の日経新聞の一面の見出しに「国内最大EV充電網セブン&アイまず3400台」とありました。
記事では、「セブン&アイ・ホールディングは来年度末までにイトヨーカ堂とそごう,西武の45店舗に電気自動車の充電器を約3400台設置しその後も順次設置を増やし16年度中にも国内最大の設置業者になる見込。1か所に100台から200台と大量設置することで環境意識の高い顧客を囲い込む狙い、EVの普及を見込み、先行投資に踏み切る」と大きく掲載されていました。
今後、電動車両の改良等が取られていきますと共に充電インフラ整備が進めば、急激に電動車両の普及が進み電動車両社会の到来は予測されます。新聞においても確実に数年後には市場が伸びることは謳われています。
今回のセブン&アイの設置場所はイトーヨーカ堂、そごう、西武に100台から200台の設置が大規模にされますので利用環境は大幅に変わる事は予想されますが、ただ、残念ながら設置該当店舗は沼津や三島にはありますが、富士市にはありません。
充電設備の環境整備も含め、富士市ではまだまだ電気自動車の普及は進みにくい気がします。実は先日私は車を買い換えましたが、電気自動車の購入を検討はしたものの充電設備が充実していない富士市ではまだ早いような気がして諦めました。私のような思いをしている市民もいるはずです。
ですからこそ、民間整備も必要ですが普及しずらいときこそ先行しての公共施設への充電器設置は必要な気がしてなりません。