私の地域の水害対策について、直接関係のある富士川水系沼川ブロック流域委員会がちょうど総選挙の最中に第2回の委員会があってから、7か月ぶりに第3回の委員会の開催が沼津の労政会館でありました。
運よく委員会が17日で終了していましたので、政権交代後「コンクリートから人へ」と言われている中で公共事業の削減がなされており、新放水路や調整池や河川改修など予算が大きく掛かる部分はどの様になっているのか気になっていたので傍聴をさせて貰いました。
前回開催から期間が開いてしまった訳ですが、その間に有識者や行政関係者による治水検討委員会が3回開催されており、その治水検討委員会の中間報告と利水、環境に関する考え方が議題として話されました。治水検討委員会の目的としては、沼川流域は非常に広く、東西方向、南北方向から見ても地形、市街地、土地利用、河川改修状況等が大きく異なる為、様々な要因が複合して浸水被害が発生しています。このため、現在の流域の状況や浸水現象を踏まえ、其々の被害に対する有効な治水対策を検討する必要がある為に設置されました。検討委員会では、沼川流域の将来計画における治水対策とその途上段階における治水対策について検討し、将来計画に対する治水対策を明確にした後、将来に向けた段階的な整備計画として今後20〜30年間実施する事業について検討するとしています。洪水処理計画の考え方やブロック分割を行った場合の洪水処理計画の考え方が示され、将来の目標についても説明されましたが、議事の内容については、情報公開により県HPに掲載されていますので確認してください。整備計画に関しては、まだ時間がかかる事が予想されます。
流域委員会において、帰りがけに県土木の担当者に、予てより議会においてもそうですが、事あるごとに要望してきた春山川の浚渫の事を確認すると、本年の雨季までには浚渫を行うと言う返事を頂きようやく念願が叶いました。それが確認できただけでもわざわざ沼津まで行った甲斐がありました。
良かったです。