田原・豊橋・飯田市視察報告

 5月26日から28日の3日間の視察は直線距離ではさほど遠い所ではないところの視察でしたが、長野県飯田市への視察があった為、公共交通を使っての移動では、大変時間を費やさなければいけない場所での視察でした。なかなか行きたくても、行けない場所への視察でしたが、天候に恵まれ、6項目の視察内容の他にも隣接している設備や周辺施設も視察(見学及びレクチャー)も出来、有意義な視察でありました。一つ一つの詳細な報告書は、議会へ報告書を作成提出をしなければいけませんが、内容が濃いため機会がある時に、掲示いたしますので、ブログでは大まかな内容(ダイジェスト)だけでも報告します。

富士市議会 市民クラブ9名参加(1名体調不良の為欠席)
5月26日(月)(晴れ)
富士出発
 午前—PFI手法によるゴミ処理施設「炭生館」(愛知県田原市)

  →焼却でなく炭化により、ダイオキシンの発生をほぼゼロにし、ゴミから製造する炭化物の有効活用を進めている臨海工業地域においての施設見学及びヒアリング
*田原リサイクルセンター風力発電所のレクチャーを受けました。
移動
 午後—ゴミ焼却施設で発生する熱エネルギー活用PFI事業「りすぱ豊橋」(愛知県豊橋市)

  →エコビレッジ構想・農業(施設園芸)や温浴施設(プール・浴場・トレーニングルーム)での活用、特に感心したのは、ゴミ焼却施設に隣接している場所での農業、ミニトマトやシソ、梨、酪農などが大規模に行われており、迷惑施設としての位置づけではなく、地域一帯が、エコビレッジとして環境推進に取り組んでいました。地域住民への情報公開は常時行っていました。

*豊橋資源化センター・プラスチックリサイクルセンターが隣接していたので、簡単なレクチャーを受けました。
豊橋宿泊

5月27日(火)(晴れ)
JR飯田線特急伊那路で2時間30分の移動
 午前—飯田市まちづくりカンパニー(長野県飯田市)

  →市民、商店、企業が出資し、中心市街地の再開発等を実施後、中心市街地での賑わいが創出され始め、活性化が進んでいます。
飯田市議会議員 原 勉氏からの地権者である中での事業取り組みを含めた熱がこもった説明ヒアリング

再開発ビルには、市役所のリンゴ庁舎なるものが入り、各種証明書の発行はもとより、(福祉課・児童課・介護高齢化・男女共同参画化)や観光課が開設されており、本庁舎ではなく、再開発ビルへ多くの人を誘導していました。
*市が経営管理している、川本喜八郎人形美術館でのレクチャー
 午後—体験型観光の実体験とヒアリング(南信州観光公社、飯田市観光課)

  →「ほんもの体験」をキーワードにした体験型観光(今田平にてジャムづくり)沢山のカリキュラム(約160種類)がありましたが、インストラクターの指導で、なぜそれになったかは、定かではないのですが、手作りジャムを作りました。大変暑い中で、めったに体験ができないことを経験をいたしました。
飯田宿泊

5月28日(水)(晴れ)

 午前—議員発議による自治基本条例(飯田市議会事務局)

  →議会が主導し制定した「自治体の憲法」といわれる自治基本条例への取り組みを、関係した市議会議員より聞きました。 
 
    
地域自治推進の拠点となる自治振興センター(飯田市庶務課)
  →市内18の地域に、ミニ市役所、まちづくり拠点機能を持つ地域自治区を設置
富士へようやく移動帰路

 以上の6項目を視察してきました。また、飯田においては15年ぶりに、街づくりカンパニーの役員でもあり、若者を中心のまちづくりを進めるイイダウェイブの代表である、伊藤君と会え、2日目の視察が終え、食事を取った後、個人的に飯田のまちづくりを話すことができ充実した視察が行えました。この視察をどのようにとらえ、活かしていくかじっくり考えていこうと思っています。
 また、今後ブログにも、もっと今回の視察については、継続して、書くつもりでいます。