石川県金沢市へ、金沢コンベンションビューローの運営と事業についてと財団法人 金沢芸術創造財団に伺い、金沢市が運営する芸術文化施設の運営とサービスについて勉強してきました。
視察報告は別途いたしますが、行く時には雨が降り、天候に不安を持っていましたが、その後、大変天気に恵まれ温かいというより、暑い位の陽気でした。
金沢という街は、文化と伝統と歴史のあるまちで、移動していても、あちらこちらに文化を感じさせるまちで風情があります。戦災にあう事はなく、古い施設が残り、有効利用がなされると共に景観を重視した町並みが外からくる人たちをもてなしている感じが伝わります。
また、人口45万人位だと思いますが、大学が17あると言うのは驚きました。富士市からも多くの学生が金沢にいくようです。実際、行く時に、知り合いの方が親子で今から、金沢へ子供の学校の入学の支度へ出かける所でした。
文化と歴史と伝統の他に、若者(学生)が融合した中でのまちづくりが進められています。今回、視察した中の施設で
市民芸術村は素晴らしい施設でした。敷地面積は、約10万平米で東京ドーム2つ分の広さのある敷地に、戦前に建てられた紡績工場のレンガ倉庫を、商業施設として利用しないで、若者を中心に、多様な創作活動を通して文化の育成を目的とする施設として利用しています。演劇・舞踊・音楽・美術すべての芸術活動の練習の場としてまた発表の場所として使用ができ、すべてに冷暖房が完備され、木のぬくもりを感じさせる充実施設です。
この施設は何が素晴らしいかと言うと外観(グッドデザイン賞受賞)もそうですが、施設設備の充実度と24時間年中無休である事と、低料金である事です、施設利用料が6時間1千円には驚きました。毎月1日に予約をはじめ、インターネットにおいても申し込みができます。行政が文化を育てるための投資はすごいと思いました。
また、利用する側のモラルもしっかりしているようで、大きな事件・事故は一度もなく、落書きをされたこともないというのはびっくりしました。どこの施設でもよく、心ない人の、落書きがあり、不快な思いやがっかりした事があると思いますが、24時間使用できる施設で、施設開設以来それがないというのは、さすが、モラルが高い文化度が高いまちと言う事を感じました。本来そうでなければいけませんが、それが守られているこのまちの安心・安全さを実感いたしました。
富士市とは、街並みも違いますが、人が住んでみたいまちの条件には文化的意識の高いまちがあります。文化創造に対しての取組を今後、ソフトとハードの両面を考え、文化を育てるまちを考えなければいけないとつくづく感じました。
新富士駅に着くとすぐに、法人会の会合があった為、休む暇なく会合に駆けつけました。その後、疲れがたまったいたのか寝てしまいブログが書けない状況でした。
書きたい事はあるのですが、後日という事で・・・・・・