西城秀樹のチャリティコンサート、感動です!
昨年、脳梗塞で倒れ、本当に開催できるのか私の気になる事の一つでもあった、コンサート。
法人会に確認をした時、「大丈夫」と言われたので、たいしたことは無かったと思って安心しつつ、同級生の仲間と前から2番目と3番目の大変良い席で見られることを楽しみにしていました。
でも、コンサートを見る限りでは、2回目の脳梗塞を起こしたことは、今、コンサートが出来る状況では無かったのかも・・と感じる場面が多々ありました。
幕が開き、座りながら、歌のスタートです。
一曲終わると、話を始めたのですが、どうも様子がおかしい。
何かを見ながらのろれつが回らない感じの喋りに、見ている方が「大丈夫」と不安を感じます。
聞けば2日前まで慶応病院にリハビリ入院しており、退院後始めての仕事。
立つことさえまま成らない状況で、最後まで歌えるか自分自身も不安である事が告げられました。また、デビューステージより緊張していると言いながら、長めのトーク。
もしかしたら,歌を歌わないまま、話で終わってしまうのかと言う感じさえある最初の雰囲気でもありました。でも、徐々に、病気後の歌いたい、歌える喜びを噛みしめながら、激しい曲は避けながらも一曲一曲歌います。
終盤には,お馴染みの「ブーツを脱いで朝食を」や「ギャランドウ」を途中で歌えなくなるかもとしながらも、熱唱してくれました。思わず、周りから、「秀樹がんばれ」と声もかかります。ブルースカイブル—も歌い、幕が下りると、拍手は鳴りやみません。もう、歌わすのはかわいそうと思いながらも、拍手をし続けてしまいます。再び幕が開き、最後まで歌えたことに涙を流しながら、舞台そでには、いつ倒れるかも知れない秀樹を見守るスタッフが待機している中で、アンコールに答えてくれました。
病気から立ち直り、必死で歌う姿は胸に響きます。最後は、力を振り絞り、立ち上がりました。その姿を見て、拍手は一段と大きくなります。立ち上がる人たちも多くいます。また、ハンカチを目に当てている人も多くいます。私も胸が熱くなりました。
ここからは、多分、多分のもしかしたらの話です。(勝手な憶測ですのであしからず)最後のアンコールは、すでに歌えなかったのではと思います。(多分、歌える状態ではなかったのかも知れません)。多分、歌は吹き込んであり、口だけを動かす状態ではなかったのではないのでしょうか。涙を流しながら歌を歌っている割には、かすれることなく、ステージに近い席に座っていたので、口が開いていなくても、しっかりと歌が聞き取れる状態は、歌が歌えない状態になった時の事を考えて、吹込みを用意してあったのではないのかと思いました。(あくまでも憶測です)でも、例え吹き込みであろうと、なんであろうと最後まで、ステージを務め上げる姿勢に、元気をもらいました。
元気な時の秀樹のコンサートも素晴らしいと思いますが、動かない秀樹のコンサートは価値あるものであったと思います。
秀樹がんばれ!!
感激です!!
感動をありがとう!!
俺も頑張る!!
そんな気持ちにもなりました。