「寄り添う力」の重要性を学ぶ

毎年恒例の県内の議員が集まっての静岡県市町議会議員研修会がグランシップで開催されました。研修では「激変する2024年日本経済、コロナ後に輝く地域・リーダーの条件」と題した経済ジャーナリストの渋谷和宏氏でありました。プロフィールを見て大学の先輩である事に気づき、親しみを持ちながら講演を聞く事ができました。講演ではステージ上で白板が置かれ、キーワードをあげての進み方であります。特に興味深かった言葉として、「寄り添う力」ですが、例に出された企業であるUBSに興味を持ちました。スイスに本社がある銀行ですが、富裕層に対してのプライベートバンクとしてクライアントアドバイザーの顧客へニーズ対応は金融資産だけではなく、不動産、相続、事業継承、子どもの学業支援等々ウエルネスマネジメントとして包括的に財産管理を一生涯同じアドバイザーが担当するとの事です。その寄り添う力が安心感をもたらし企業として高い評価を受けています。県内には富裕層向けの金融商品はあってもUBSのような生涯面倒をみる寄り添う力のある金融機関は無いと思います。企業もいわゆるLTV(顧客生涯満足)の高い事がこれからの評価基準であると思われます。コロナ禍を経験してきた中では寄り添う力が重要な時が来ていると思います。
 議員も寄り添う力として市民に長期的に満足をさせるような活動が求めれている事であると強く思いました。議員と言う立場もありますが、企業家としても良い勉強になりました。また、大学の先輩の活躍を誇らしく思えました。