子育てするなら大東市で熱烈歓迎!!

大阪府の東部の河内平野のほぼ中央に位置する人口12万弱の大東市に子育て支援策を視察に行ってきました。驚いたのは市の視察受け入れの歓迎です。車でのお迎えの方もハッピを着ており、役所の前でも女子職員がハッピを着ての手を振っての迎え入れです。また、視察会場には熱烈歓迎が掲げられています。

大東市での視察項目は、子育て世代包括支援センター「ネウボランドだいとう」についてです。ネウボラとはあまり聞きなれない言葉であるかもしれませんが、アドバイス(ネウボ)の場所(ラ)と言う意味で、フィンランドにおいて乳幼児の衛生、食事環境の改善を目指す取り組みとして始まり、大東市では、日本版ネウボラとして子育て世代包括支援センターの導入をして取り組んでいます。市の重要課題である、少子化対策と児童虐待の発生予防の為に、妊娠出産期から子育て期における切れ目のない包括支援が必要として子育てに関する悩みの内容にかかわらず同じ窓口で、また、子どもが学校に入った後も引き続き支援が受けられるために「ネウボランドだいとう」(包括支援センター)が開設されています。



コンセプトとしては、「子育てしやすいまち大東」の実現で、特徴としては、母子保健、子育て支援、学校教育の連携による0才からおおむね18歳になるまで幅広い期間における包括的な支援、ワンストップサービスの実現による途切れない相談支援の実現、スクールソーシャルワーカーの配置による就学年齢への対応があります。効果として児童虐待については、確実に減り始めているとの事でした。「子育てするなら大東市」また、「子育てするなら大都市より大東市」として発信していますが、担当課からは、「ネウボランドだいとう」は、子育て支援事業ではあるものの、大東市に戻ってきてもらうため、関わってもらうための政策であるとしていました。

資料の多さも、視察対応への力の入れ具合が分かります。

現在、国においても出産から子育てまでの予算が示されており、子育て事業はどの自治体でも力をいれています。
富士市にでも,子育て事業については「はぐくむ富士」として総合的に取り組んでいます。学ぶべきところ、良いところは導入検討に値します。同時に、大東市の職員の視察受け入れ方は、富士市としても学ぶべきことかもしれません。