広域連携についての質問。

10月3日から議会が再開されます。懸案事項でもある岳南鉄道に対しての補正予算の採決や議会発議の意見書もあります。その後、一般質問に入りますが、今回私は、10月5日午前10時に一般質問の登壇をします。登壇間近に迫り、必死で質問内容を組み立てています。

質問の表題は「東部地域の広域連携強化と沼津市との広域的交通基盤整備の推進について」です。すでにブログでは広域道路整備については触れましたので東部地域の広域連携強化ですが、広域連携については近年の地方分権の推進を受け、その受け皿を整備することを目的としての平成の大合併と言われる市町村合併が推進されました。その結果、平成11年3月には3232あった市町村が平成24年1月には、1719と全国の市町村は大幅な減少してきており、県内においても74の市町村がすでに半分以下となっています。
現在少子高齢化、生産年齢人口の減少による社会保障費や税収減少公共施設の更新などの課題に加え、環境問題、観光振興、広域ネットワークの形成、東日本大震災を踏まえた防災など市域を超えた課題が顕在化しています。
平成の大合併後も「地域主権改革」と言う新しいスローガンの下で更に推進が図られていますが、少子高齢化や人口減少は相変わらず進行し、国及び地方の財政状況は一段と厳しさを増しています。市町村合併の推進が一区切りとなった今、広域化した日常生活圏をベースとした「基礎自治体の形成」が水平的広域連携強化と言う手法が求められています。すなわち一方で圏域におけるルーティン事務の効率化を図ると共に他方では圏域全体の総合的、計画的な整備等を図っていく圏域行政の強化が求められています、市町村合併がピークであった時期から5年を経て新市町村のまちづくりも落ち着いてきた現在、改めて、広域連携のあり方、特に新しい圏域行政の在り方について、各市町、各地域が考える時期が来ていると思います。
財政状況が圧迫される中で、富士市の広域連携について、進めなければいけない広域連携の背景を考えながらも、今進められている富士宮市だけではなく沼津市との連携も、多少偏った考え方も知れませんが、西高東低と言われている私が住む東部の市民ニーズを入れての一般質問が出来たらいいなと思っています。
今回は、「沼津市との広域的道路整備の推進について」もすべて関連しての広域連携です。
よろしかったら傍聴してみてください。