商工会議所で開催されているビジネス交流フェアでは富士地域の企業が製品やサービス展示、紹介し合い共同開発や販路拡大が行われていましたが、ナレッジエリアでの事例発表として、東海電子さんの「ジャイロ内臓高精度GPS装置による車両運行記録システム」の話を聞いて、市でも利用できるシステムではないのかと思いました。
このシステムの取りかかりとして、民間のゴミ収集業者さんが、市内60か所以上あるゴミ置き場に初めての人でも間違いなくいけるようなシステムが出来ないかと言う提案が元で始まったそうです。このシステムを導入すると、外勤作業把握の次の問題が解決できます。
1、外に出ると野放し状態である行動把握
2、外回りの効率化
3、外勤の行動を管理下
4、装置取り付けによる外勤社員の意識向上
が挙げられていました。
このシステムは民間のゴミ収集業者さんからの提案でありますが、現在、民間のゴミ収集車は運転手の他1名の合計2名で収集の仕事をこなしています。誰でもが、指定されたゴミ収集場所へ行く道案内は勿論ですが、新たに変わると知っている人が乗車しないと不都合が起きますのでその都度1人多く乗車をさせています。また、効率良い収集ができ外勤管理をする事は必要な事ですがいったん外に出ると管理把握は難しい事でもあります。
市の環境クリーンセンターのパッカー車は民間より1名多い3名乗車で運営されています。以前聞いた話では、収集場所への道案内として、1人乗車していると言う事を聞いていたので、このシステムを導入すれば、運行記録による外勤管理は勿論民間と同様の2名乗車で収集業務ができるような感じがしました。その他にも、寄り道をしたり、遠回りをするよう事はなくなり、車を利用する外勤者の行動を把握する事が出来、必要以上の時間をかけずに戻ってくる事が出来るようになるのは仕事の効率化は図られるとしています。まだまだ改善の余地はあるのかもしれませんが、このようなシステムが作られる背景には、やはり、人件費の削減があると思っていますが、市でも収集車の乗車人数の始め、公用車の外勤管理を進める上では検討の余地はあると思いました。
東海電子さんは今までにも、アルコール探知機の開発等を手掛けており、多くの運送会社でも取り入れている事をテレビでも報道されていましたが、新たな商品として売り出していくそうです。
半日ビジネスフェアを見学していたのですが、後輩の工藤君も外壁塗装の新しい手法を用いた商品の展示をしていたました。皆さん厳しい時代ではありますが、工夫と努力をしています。