富士山フロント工業団地がどのようになっているか個人的に「視察に行ってきました。以前造成工事中に視察はしていましたが、造成終了後に行った事が無かったのでいい機会でもありました。
富士山フロント工業団地は、富士市の工業振興策として、企業誘致や雇用拡大として北に富士山、南に駿河湾を臨む絶好な場所に造成されており、全体面積42.57haと広く、東名高速道路のI.Cからのアクセスに優れた工業団地として整備されてきました。環境的にも交通的にもまた、最大18億5千万円の補助制度もあり、早くから企業の予約がなされていると聞いていました。昨年7月には17区画中、契約済み企業が10社と報告されていましたが、景気後退に伴いキャンセルが出た様で本年になり確認すると8社と言う事でした。残り9区画と言う事ですが、景気低迷のおり、苦戦が強いられています。富士市の工業もかなり深刻な状態で、水が豊富なまちと言うのにも拘らず工業用水が高いとよく聞きます。実際、商工会議所でも工業用水の引き下げの陳情がだされています。今ある既存の企業も撤退と言う噂は方々で聞かれる状態でもあり、企業誘致も大切ですが、既存の企業への施策を進め、企業留置にも力は入れなければいけない事であると思っています。その為にも早急な田子の浦港の整備や新々富士川橋は出来なければいけない事でもあります。
工業団地の中心部にある公園も整備されていましたが、その上の方にある、某住宅の庭に「ロダンの考える人」があり、なんとなく埋め尽くされない工業団地をどの様にしたらいいのか考えているようにも見えてしまいました。