日: 2008年5月11日
木の供養祭
雨が降る寒い日でしたが、三日市のお浅間さんで、第15回木の供養祭が開催され参加しました。この供養祭は、日頃から日本人の生活に密接な関わりを持つ木に対して感謝の意を表そうと、毎年この時期に実施しています。今年も全建建築センターの役員さんをはじめ来賓各位の出席で執り行われました。あいにくの雨でしたので、ご神木にしめ縄を奉納する予定でしたが中止にはなりましたが、古い木のまな板などのお焚きあげは、なんとか小雨の中で実施されました。
日常生活においてあまり気にしてはいないのですが、木は多くの所で使われています。たとえば、まな板、はし、爪楊枝、燐寸など世話になっています。なんとなく使い、使いきりで捨ててしまっていることも多いわけですが、プラスチック製品よりも、木の温かみのある製品の方がしっくりきます。割りばしもやはり木でできてないと食事もおいしく感じません。身近に使われている木に関しても改めて、感謝の意を尽くさなければと思われます。
日本は、木材消費大国でもあります。しかしながら、その消費される木材は、なんと8割は輸入したものです。「木の文化」の国として、はたしてこれでいいのかと思われます。
富士市も、富士ひのきの利用促進を促していますが、値段が高く、なかなか消費に繋がらないことと、やはりヒノキのブランドとしては、価値が低いという事を聞いたことがありますが、地産地消の意味合いからも、利用による多額の建築補助をだすなどの画期的な利用促進策を打ち出さなければいけないような気もします。
県においては、県産材の積極的な利用として、静岡優良木材を使って木造住宅を建築する方に30万円助成しています。家を建築予定の方はぜひ「静岡優良木材の家支援制度」をご検討してみてはいかがでしょうか。