「積極的な高等教育委機関への留置、誘致について」の通告文

6月22日より議会が再開されます。
一般質問も始まります。
登壇日は6月24日2番目の登壇です。(午前10時45分頃登壇予定)

私の6月定例会一般質問「積極的な高等教育機関の留置、誘致について」の通告文を掲載しますのでよろしかったらお読みください!!


1,積極的な高等教育機関への留置、誘致の取組について

富士市での大きな課題として、市内に進学先としての高等教育機関が少ないことが挙げられる。県内3位の25万都市でありながら、大学はなく、専門学校が5校あるが、うち1つは市立と、民間の高等教育機関が明らかに少ない。若い世代の人口確保、雇用やにぎわいの創出等のためにも、常葉大学富士キャンパス撤退後の最重要課題である高等教育機関の誘致には、市としても力を入れなければならないのは言うまでもない。

現在、新富士駅付近への大学のサテライトキャンパス誘致や富士駅北口付近への専門学校誘致に力を注いでいる。喫緊の課題である若い世代の人口流出を防ぐ上でも、新たな高等教育機関の誘致は不可欠である。しかしながら、高等教育機関の誘致は重要な取組であるが、同時に常葉大学富士キャンパスが撤退してしまったように、今後、現在ある高等教育機関としての専門学校についても、少子化が進む中では撤退や移転の可能性は否めない状況が考えられ、市として、学生・生徒数の確保も含めた高等教育機関に対する具体的な留置策を行うべきと考える。また、業界の発展に寄与する企業や産業政策の観点からも、民間企業である専門学校に対しての誘致策や具体的な留置策を示していくことが重要と思われる。その上で、既存の専門学校に配慮しつつ、高等教育機関の誘致は誘致として積極的に進めるべきことであるが、市内に若い人にいてもらう、残ってもらう、来てもらうためにも、コロナ禍もあり厳しい状況下で、今ある専門学校に対しての支援や市内の専門学校の学生・生徒が増えることは市にとっても政策的にありがたいことで、進学、通学する学生・生徒を大事にする姿勢を市として積極的に示すことは必要であると考える。改めて市には、今あるもの、市内にいる人を大事にすることは認識してほしい。

今後、産官学の考えの下、市として民間の専門学校ともしっかりとした連携を取りながら、高等教育機関の具体的な留置策として、現在ある専門学校に対しての支援や市内にある高等教育機関に進学、通学する学生・生徒への支援等を早期に打ち出すことは、新たな高等教育機関の積極的な誘致を進める上でも重要と考え、以下質問をする。

(1) 常葉大学富士キャンパス撤退に対しての分析はどのようなものか。

(2) 富士市の重要課題として捉えている新たな高等教育機関の誘致を進める上での条件や支援はどのようなものか。また、同時に産業面からも支援はあってしかるべきと思うがいかがか。

(3) 直近での新富士駅前のサテライトキャンパスや富士駅前の専門学校誘致の進捗状況について、具体的な内容はどのようになっているのか。

(4) 高等教育機関の留置についての考え方はどのようなものか。市内にある高等教育機関の状況は把握しているのか。

(5) 高等教育機関への支援として、市独自に、市内にある民間の専門学校への支援を進めるべきと考えるがいかがか。富士市の高等教育機関に進学及び通学する学生・生徒に対して市として入学祝い金、通学補助、就学支援等を検討すべきと思うがいかが。

(6) 行政と高等教育機関との連携は重要であると考えるがいかがか。その上で、市内にある専門学校については市として周知発信を応援することや情報共有の場としての富士市専門学校協議会を立ち上げるべきと思うがいかがか。