市長に対して水害軽減対策を求める要望書の提出

IMG_7930 IMG_7929 IMG_7928 IMG_7926須津地区まちづくり協議会、浮島まちづくり協議会、須津町内会長会、浮島連合町内会、江尾区の5つの団体から「江尾江川流域の水害軽減対策を求める要望」を小長井市長に提出いたしました。すでに、議会には同様の陳情提出しており、10月1日に建設水道委員会で審議が予定されていますが、議会とは別に、直接、富士市長に対しての要望であります。
要望は以下の通りで。。

要望趣旨

本年7月3日の大雨により、富士市東部、江尾江川流域の江尾・境区において床上浸水21戸、床下浸水59戸という甚大な水害が発生しました。この地域は昭和49年の七夕豪雨以降、度々、豪雨による水害が多く発生していますが、地形的要因として、愛鷹山麓の切り立った山間部に降った雨が短時間で住宅地に到達する点や土地改良区を抱える低地では沼川本川の水位に影響されやすい点で浸水被害が発生しやすい地域であります。特に、愛鷹山麓流域面積3.43平方キロメートルからの、急斜面からの水が出やすく、新東名高速道路工事着工以来、さらに水が出やすくなったと感じている住民が多くいます。

現在、大雨時に流れ込む江尾江川の河川改修が十分とは言えず、平成19年に大きな浸水被害が出た後、14年の間、今回を含め4回の同様の被害が発生してしまったことは、被害住民はもとより、地域としても看過することはできません。今までも、水害軽減について県、市と様々な水害対策は取られてきましたが、今回の被害を目の当たりにして大雨が降ると被害が出てしまう状況では、今まで以上の軽減対策は進めなければいけないことと地域として捉えています。今回の浸水被害での検証をしっかりと行い、早期にできる対応は直ちに行っていただくことはもちろん、江尾江川流域の水害常襲地として可能な限りの水害軽減対策に向けての取組を求めます。

今まで、雨が降ると地域役員、水防団、私設消防、消防団等多くの人が関与していますが、今後も異常気象での豪雨・台風・線状降水帯の増加が想定される中では、被害に見舞われてきた住民や関係者は雨におびえ、不安を抱える生活が続いている状況です。

政治の基本が治山治水であるならば、市の最重要課題として雨が降っても安心して生活できるよう江尾江川流域の水害軽減対策に向けたあらゆる支援について継続的・組織的に進めていただきたく、以下の点について強く要望をします。

 

要望項目

1.浸水防止のためのかさ上げコンクリート(パラペット)の着工

2.調整池の増設・機能の強化

3.排水機場の緊急時対応

4.河川や調整池の浚渫及び適正な維持管理

5.水害時に対応する上での環境整備

6.情報共有や連絡のための組織の創設

7.被災者への支援拡充

8.県への要望強化

其々の細かい点については、委員会での陳情で、改めての所見を述べるとの事ですので期待したいです。