今ある平和を考える場所での演奏

岳南忠霊廟奉賛会が開催する慰霊祭が、桜舞い散る中で開催されました。
比奈にある岳南忠霊廟には、旧吉永、須津、原田、吉原、元吉原、浮島地区の英霊936柱が奉られています。その慰霊祭では毎年、関連する地域の中学校の吹奏楽部が演奏に来てくれています。

慰霊祭が始まる前から演奏しており、今年は何処の中学校が演奏をしているのかと確認をすると、私の地域の須津中学校との事。

須津中学校の吹奏楽部は東部地域でも優秀な成績を収めていますが、その吹奏楽部には私の姪が2人在籍しています。慰霊祭では吹奏楽部22名が参加しての演奏でありましたが、その中でも2人がどこにいるのか思わず探してしまいました。

式典の中で4曲演奏しましたが、忠霊廟と言う独特の雰囲気のある場所での素晴らしい演奏には、参加している人達も聞きほれてしまうと共に英霊の皆様の良い供養になったと感じます。須津中学校の吹奏楽部の皆さんには敬意を表しながら、2人の姪っ子の吹奏楽部での活躍に喜びを感じました。
慰霊祭に毎年参加して感じる事は、私たちは決して戦争を美化する事ではなく、国のため、郷土のため、身命を捧げて国難に殉じた英霊に対して慰霊顕彰することは、今の平和に感謝し2度と同じ過ちを犯さないために次代に受け継いでいかなければならない事であります。また、忠霊廟にはロダンの「考える人」があります。小高い丘で、富士市の平和についてしっかりと考えてくれていると感じます。
(演奏終了後には桜とロダンの周りでお弁当を食べていました)

岳南忠霊は今ある平和を考える場所でもあるのかも知れません。