赤どぶ池のハスの花とチョウトンボ

昨年の6月議会でも取り上げた浮島釣り場公園の赤どぶ池の自然保護を踏まえた環境整備がどのように成っているのか気にはなっていました
と言うのも・・

この池にはイトトンボ科4種ヤンマ化1種トンボ科7種の3科12種のトンボ類が確認されており、富士市の中では貴重なトンボの生息地としてトンボ類の生育環境の保全を兼ねた自然環境に配慮をした整備を進める事に決定しています。特に、赤どぶ池周辺には県内では珍しいチョウトンボが飛び交っています。チョウトンボは名前の通り、チョウの翅(はね)のように幅広く、チョウチョのようであり、先端が透明なほかは黒褐色で紫青色または金緑色の光沢があり、太陽の光の当たり具合で色が変化して飛び交う姿はとてもきれいです。

でも、工業団地のお祭りの際に組合の役員さんから
「議員さん、つり場公園の池に、ハスが池一杯になってしまったけど、トンボの生態系に変化はあるの?」
と質問されました。
生物学者でないので詳しい事はわかりませんので、
「そう言えば、ハスの花が咲き始めていましたが、どうなんでしょうか・・?」
としか返事はできません。
ですから、農道の草刈り後、さっそく確認に行ってきました。
(地域の農道整備で汗をかいています)

びっくりしたことに、赤どぶ池はハスの花で今埋め尽くされていました。

ハスの花が咲き乱れている事は、それはそれで、きれいで絵にはなっています。ハスの花が見ごろであると言えばそうなんですが、ただ、組合の役員さんに言われた通りハスの花は外来種でありますので、もともとの植物の生態系に影響があるのか不安も感じます。現状ではちょうとんぼが沢山飛び交っていました。
(チョウトンボはあちらこちらで確認はできました)

今後の生態系に変化はあるのか私にはわかりませんので、専門家に確認しようとは思っています。
ただ、赤どぶ池に来ていた人は、ハスの花とチョウトンボを見て、
「こんな貴重なトンボとハスの花が見られる素敵な場所があるのですね」
と感激していました。

ハスの花がトンボの生態系に害のないものであれば、これはこれで素敵な場所であると私も感じました。
赤どぶ池はハスの花とトンボが見頃と言えば、見頃です