浮島地区行政懇談会での切実な想い

市長恒例の各地域での行政懇談会が開催され始めており、天間地区に続いて2番目に富士市の一番東の地域、浮島地区で行政懇談会が開催されましたので市長の想いが聞ける絶好の機会でもあり参加してきました。

富士市は今年に入り人口が26万人を切り、予定よりも早い人口減少は大きな問題でもあり、その為の施策としての都市活力再生の取り組みが始まっています。特に浮島地区は、平成15年の4月には2008人住んでいましたが、10年後の平成25年4月には1786人と人口の1割以上が減少しています。このまま単純計算で25人ずつ人口減少が進めば、72年後には人口がゼロになってしまう恐れがある地域であり、ある意味、少子高齢化、人口減少が最も切実な地域であるのかも知れません。その意味では、行政懇談会の課題として挙げられていた課題は2つありあましたが、
1、吉原沼津線の土地利用の変更
2、東小学校のありかたについて、
どちらも人口減少が進んでいる状況において、1点目は調整区域の土地利用の変更して頂き、建物が建てられるようにして人の転入を進め、転出を防ぐことが求められており、2点目は東小学校の現状として現在生徒数が100名を切り、86名になってしまった中で複式学級にならないよう学習の保証が求められていました。
市長は、浮島地区で現状での課題を十分に理解しながら、土地利用の変更は国の法定基準もあり全国的に見ても見直しがされてない状況は地域においても困難である事の説明の後、可能性としてはやはり、東部地域の東駿河湾環状道路西区間の道路整備が進み交流人口が増すことによる環境変化が土地利用の変更に左右される事が考えられる事や地方に権限が委譲される事で首長の判断で土地利用の変更が可能性はあるのでその事を市長会等で求めている事が話されていました。市長が話された可能性を進めるには何としても、私が議会で取り上げた東駿河湾環状道路西区間の事業化は浮島地域には必要な事であると改めて感じました。
市長は富士市全体としての「若い人が夢や希望をもてる」ことの取り組みはもとより、浮島地区への想いとして、「岳南鉄道の存続を含め、極めて重要時期でもあり、東部地域が脚光をあびるよう取り組みも必要」「12年間市長を続けてきたが浮島地区の課題解決の半分位しか出来てないが、浮島地域の振興を進め、魅力ある場所にする夢をもっている」また、市長の政治信条でもある、「どの地域にも政治の光をあてる」ことを強調して語られていた事は東部地域としては心強く感じました。でも、市長選が12月に控え市長任期も残り少ない中で、進退が述べられていない事には、地域は極めて重要な時期を迎え、やり残している事や出来ていない事の取組みや夢はどのように実現してくれるのか、このまま投げ出されては困るもし、辞めるなら市長の想いは誰が引き継ぐのか、大きな声は出されないものの将来の存続が危ぶまれる地域としても市長の進退が一番の関心事であった行政懇談会であった様な気がします。