「富士市が生きる道」勉強会

富士岳南地域まちを考える会の勉強会が富士市民活動センターで開催されました。
昨年暮れに、富士岳南地域まちを考える会は商工会議所青年部OBの有志で発足し、既に沼津の東駿河湾まちづくり研究会と共に合同で「インフラが変える東部地域」と題した勉強会を行っています。

今回の勉強会では、講師に元商工会議所青年部3代会長春日製紙工業株式会社代表取締役会長久保田隆三氏をお招きし「富士市が生きる道」と題した講演を聞いた後、意見交換を行いました。
(渡辺代表幹事の挨拶)(東駿河湾まちづくり研究会工藤代表)

30〜40代の所謂、青年経済人を中心に30名が集まっての勉強会でありましたが、私は既に久保田会長には紙のまちを考える会シンポジウムや会派議員の勉強会で聞いており、私も富士岳南地域まちを考える会の顧問と言う立場でありますので渡辺代表幹事に相談して、久保田会長の話を若手経営者に聞いてもらいたい事を提案していました。
(久保田会長)

久保田会長の話は大きく、
1、 富士市都市活力再生ビジョン
2、 観光資源「富士山」の値打ち
3、 生産都市富士市の強みと弱み
4、 津波防災をどう考えるか
5、 伝統行事を守り、新たな催事の創出
久保田会長は、富士市の現状を分析し、富士山の値打ちを評価した上で富士市へ人を降ろす仕掛けづくりをすべきとして、生産都市として富士市の強みは基幹産業の製紙産業が縮小しているとはいえエネルギー消費都市である事を、また弱みとしては東京電力管内の為に割高な電気料金を支払っている事を挙げた上で、富士市の発展の絶対条件として最新鋭石炭火力発電所誘致の必要性を訴えました。それにより、富士山のある地域に割安な熱と電気を強みにスパリゾートを発電所に併設や見せる製造業の誘致、集客力のある「イケアIKEA」の誘致が可能となるとしていました。また新たな催事としては、プロゴルフツアーとして富士山オープンの開催もすべきであるとしていました。
意見交換では田子の浦の可能性、東部地域の連携を活かしたまちづくり、大昭和跡地への火力発電所誘致またどのような活動が有効なのか出されていました。今回、基幹産業の経営者としての久保田会長の刺激的な話に対して、富士市の生きる道を考える良い機会であったと思います。今後発電所誘致は会としても大きな課題である事は感じています。
次回は東駿河湾まちづくり研究会と合同で田子の浦の活用についての勉強会を開催する予定であります。様々な方面からの富士市が生きる道は必要であると思っています。