経済状況は良くなるのでしょうか?!

今年初めの大発会での株価は昨年の高値を大幅に更新して、一時10743円まで上がり、その後10688円で落ち着きました。それでも昨年の最高値よりも292円上がっています。その上、円相場も88円まで下落してきています。マーケットを見る限りでは、今年はデフレ脱却の要因としての株高、円安傾向が進むのかもと言う期待感は募ります。

また、マグロの初セリにおいて、222キロの青森県大間産クロマグロが1億5540万円で、昨年同様すしチェーン店のすしざんまいさんが競り落としました。それも、昨年付けた最高値の3倍近い価格に市場関係者も仰天です。景気の良い話ではありますが、一方で「度を越している」との声も囁かれたようです。落札した寿司ざんまいさんでは222キロのうち頭やひれ、骨などを除いた食用部分で原価計算すると1貫当たり4万〜5万円。これを赤身1貫134円、中トロ313円、大トロ418円の通常価格で販売するそうです。全国49店舗で、計約1万貫(1人1貫限定)を提供しているそうですが、一体どんな味なのでしょうか・・・値段を聞けば、お寿司を食べると言うより、お金を食べていると言う感じではないのでしょうか・・・と思ってしまいます。
いずれにしても、期待感や景気の良い話はありますが、実体経済が伴わない中での話は不安でもあります。安倍政権は経済再生の旗の下で7日から本格的な動きがはじまります。2013年度の予算案の編成や税制改正の作業も大幅に遅れていますので、急ピッチで進めて貰いたい事であります。本年3月には金融円滑法の期限が終了すると多くの中小零細企業の倒産が噂されています。待ったなしの経済再生が求められています。
雰囲気だけで浮かれている場合ではないのかも知れません。(ただ、政権が変わり経済の雰囲気は明らかに変わってきている事は感じます。雰囲気を実体経済に反映してもらいたいです。)