3月1日より7日まで春の火災予防週間が始まりましたので、特別警戒活動を行っている地元の消防団の9分団の詰所へ行ってきました。
市の常勤消防職員とは違う非常勤の消防団は、普段は仕事を持ちながら、「自分たちの地域は自分たちで守る」という精神に基づき、地域の安心安全を守るために火災等の災害活動に取り組み、地域における消防力・防災力の向上に大きな役割を担っています。
今議会の予算の中には、23年度の車両整備計画に基づき、9分団に新たな消防ポンプ車を配備の予算1600万円余も付けられています。すでに9分団の消防ポンプ車は19年使用されており、老朽化による機能低下が懸念されていたので朗報でもあります。新車両はCD−1型の消防ポンプ車で、1分間に2000リットル以上の放水が可能となります。予定でいけば、6月議会で承認、11月頃には新しい消防ポンプ車が導入されることになるようです。更なる消防力の向上に繋がる事が期待されますので、そのような事も詰所で話をしてきました。生業を持ちながら地域の生命、財産を守る為に活動をしてくれている事には、地域住民にとっては心強く思いますし大変感謝しています。しかしながら、富士市の消防団員は現在900名位ですが、団員の減少は歪めず、9分団においても団員減少は進んでいるようです。今後、消防団員の確保は大きな課題の一つでもあると思われます。
また、消防についての話として富士宮市長は、消防の広域化として県の調整による組織つくりを進め、平成24年には富士、富士宮の消防の統合を目指している事が先日、話されていました。人口減少が進む中では、道州制を含めた制度設計において、広域行政が果たす役割は益々求められているようです。
いずれにしても、火災が起こらないことを祈ります。