「この黒い液は何ですか?」
「黒液ですよ」
「黒液はヒマワリの茎からもでてくるのですね」
「そうですよ、木と同じですからね」
「へーヒマワリの茎からは水分しか出ないのかと思ってましたよ」
「・・・・・・・。」
用事があり出かけた商工会議所の地下駐車場に、今年も行っている富士ブランド推進会議の「花エコプロジェクト」のヒマワリから作るトイレットペーパーの材料となる回収されたヒマワリの茎が積み重ねられていました。その集められているヒマワリの茎から、木材から出るとする黒液がシートににじみ出ている状況でした。(これをみるとヒマワリはやはり草花というより、木と言った方が正解のような気がします)
黒液は木材繊維から溶け出し出て来る液で、黒液の利用として、そのカロリーは重油の2分の1から3分の1程度あり、バイオマスエネルギーとしても使われます。昨年も菜の花プロジェクトを取り上げ、商工会議所と連携した事業も更に進められないか質問をいたしました。新しい政府の目標として、2020年までにCo2の25%削減がでていました。改めて、富士市独自のヒマワリや菜の花を取り入れて、バイオマスエネルギーを取り入れた循環型社会が構築できないか、流れ出てきている黒液を見て感じました。
今年の夏は長雨で茎があまり太くならなかったそうですが、束ねられた茎は今後、吉原工業高校さんの生徒により花エコプロジェクトのオリジナルラベルで包まれる「ひまわりロール」が作られる予定です。
議会が明日(9日)から始まりますが、この夏を振り返ってみると、ヒマワリを見かけることも無く、また、ヒマワリも見る暇もなく忙しかったです。