熊本地震から9カ月経ち、地域によっては避難所生活を余儀なくされている方も、もちろんいますが、宿泊した熊本市内の繁華街においては復旧作業が行われており、何事もなかったように普通に日常生活が営まれていました。ただ、良く見ると災害の傷跡は、あちらこちらに見受けられ、段差が生じている場所や亀裂の入った建物もあり、特に象徴的な災害個所として修復作業中の熊本城がありました。
築城400年の中で最大の被害にあった熊本城は、城の代名詞ともいえる壮大な石垣は、50か所が崩落。国の重要文化財13棟も、すべてが被害を受けたそうです。場内には入る事はできませんでしたが、現在、痛々しい姿での修復作業が国を挙げて行われている中でも、観光対応はされており、夜はライトアップされていました。
今後、少なくとも20年と見込まれる修復の道のりは長いと感じますが、復興のシンボルとして歩み始めた“不屈の城”、のそのリアルな姿を確認できました。
また、地震があって9カ月。
街の中では何事もなかった様な生活はありましたが、街のあちらこちらには、「負けんばい熊本」「がんばるばい 熊本」「頑張れ! 熊本」を目にします。
従来の元気を取り戻した復興には、まだまだ時間は掛かると思います。
街の中で目にする「負けんばい・がんばるばい・頑張れ! 熊本」そこで生活する人達にとって必要な言葉であることは間違いない事と強く感じました。