平成狸合戦ぽんぽこという、宮崎アニメがありますが、私の住んでいる地域にも、開発により狸が、今に怒り出す時が来るのではないかと心配になります。
私が以前より、問題にしている東部土地改良区を縦に横切る道路の市道江尾—柏原線の通りですが、雨が降ると水浸し、夜になると真っ暗やみ、道路はガタガタと一刻も早い、改善が求められています。本年は、予算付けもしてくれ、改善の方向には向かってはいますが、痛ましい交通事故が多発しています。それは、タヌキのひき逃げ事故です。
今年になって何度も、見かけるのですが、今日も、タヌキが引かれていました。人間だったら許されない行為だと思われますが、タヌキだといいのでしょうか。私の住む所は、自然と共生する地域で野生のタヌキが、多く生息し、玉に見かけることができる地域ですが、第2東名ができ開発が進んでいる中では、住むところが、狭まれているのかも知れません。他にも、猿が住宅地域で見かけることもあります。
タヌキが引かれている現状をみて、平成ぽんぽこではないのですが、住むところがなくなり始めたタヌキが住宅街に降りてきて、化けて開発を阻止するという行為が、私の地域でも、起こり得るじゃないかと感じます。
タヌキがということではないのですが、この地域にあるユーストアの中里店は、売り場が陥没し始めており、売り場のフロアにはクラックが入り、カートもひとりでに動いてしまうような状況です。5月14日より、店内改装の為、6月一杯休業という張り紙も貼ってありますが、建設して1年半で陥没し始めてしまうとは、商売も大打撃だと思います。
東部土地改良区を含む、浮島沼周辺はもとが良質な湿地帯で自然豊かな場所ではありますが、沼川に流れ込む、滝川・赤渕川・須津川・江川・春山川などその他にも小さな川が流れ込んできており、水が豊かで土壌も軟かな、緑広がる田園風景になっています。浮島と言うくらい、島が浮いているようなところで、昔は建物を建てるような場所ではないと言われていましたが、現在は、開発も進み、工業団地や大型販売店もあります。建設された建物は、基礎をしっかりとして建ててはいると思いますが、それでも、土地が軟弱なため、どうしてもこのように陥没したりするような問題が多いと思われます。
野生動物が、道路で引かれることをのどかな田園風景と片付けていいのか、考えさせられますが、交通量も増していますし、南北の交通アクセスを考えた場合、しっかりとした道路整備はしていかなければならない問題です。タヌキに恨まれないように、自然環境も頭にいれ、自然と共生した地域の推進をしなければと思いました。自然との共生って結構、複雑で難しい問題でもあります。