須津児童クラブ

 先日の日曜日に、須津小学校の児童を対象にした児童クラブの創立10周年を祝う会が盛大に開催され、議員になり、顧問という立場で参加させて頂きました。放課後児童クラブは、仕事を持つ両親及び片親の子供、特に低学年の児童を対象に1人で留守番をさせないで、安心して子供を預ける場所の提供をしています。
 このクラブは市内7番目のクラブとして平成11年4月に市と委託契約を結び、平成17年にはクラブ室を設置して学童保育をに当たっています。
 当時のクラブの立ち上げに際しての思い出話がありました。小学校1年生の子供が1人で留守番が出来るだろうかという思いの中で、悩みに悩んだ母親5名が、「学童保育を作る会」を発足させ、その後、東光寺の境内において、学童保育所が開所された時の、苦労話がありました。
 何にもない中でのスタートでは多くの人に支えられ、運営がなされ、その後、市との委託契約が結ばれたそうです。今では70名の児童がクラブには入っています。携わってきた人達には、思い出も多く、学童保育が、働く親、その子供にとって必要なものであるという強い気持ちも伝わってきました。(当時を思い出したのか、聞いている人の中には思い出し涙を流している方もいらっしゃいました。)
 また、10年前の開所時に、いた児童の話だと、一人で留守番していた時は寂しかったが、クラブが出来てからは沢山の友達と思いでができたと語っていました。また、何もないなりに、お寺はお寺で楽しかったと振り返っていました。
 放課後児童クラブが出来て、安心して、仕事ができる環境がもたらされた事は、これからの、少子化に向かう中では、子供を育てていくには必要な事で、子育てに対しての支援の一つでもあります。10年経過し、更に地域において活用される施設として充実させたいと感じています。

 私の義理の弟の子供もお世話になっています。どんな感じかなと聞いてみると、
 「クラブにいくようになって、1輪車が乗れるようになったよ。」
との事でした。1人で遊んでいると、覚えられないようなことも、子供同士の輪にいると、人のを見ながら自然に出来るようになるようです。
  子供にとっては、とっても、大切なことですね。