富士市において一番古いと考えられている古墳は私の住む増川の浅間古墳であり、国の指定史跡になっていますので富士市の誇るべき資源でもあると思っています。その浅間古墳のある浅間神社付近の草刈や清掃活動が地域において定期的に行われていますので私も地域の一員として参加しています。
猛暑の中でいい汗をかいての作業ですが、気に成ったのは、森の中に竹が生えだしている状況です。しっかりとした管理をしていかないと、竹林化しかねない危惧もありました。
浅間神社がある浅間古墳について説明すると、4世紀の終わりごろ珠流河(スルガ)のクニを治めていた豪族のお墓といわれていますが、前方後方墳で、東西に長く、墳長103m・後方部幅61m・前方部幅40m。墳丘全面に葺石が施され、一部には周溝らしき凹部があるとし、静岡県東部で最も大きい古墳といわれており、国指定史跡となっています。しかしながら、古墳としてはものすごく価値のある場所ではあるものの、多くの人に知られていないのが実情です。
このところ富士ニュースさんで、富士市出身の九州工業大学情報工学部教授の山崎敏正氏が「浅間古墳発掘を夢見て」と題して5回のシリーズで大きく記事が載っており、その中で浅間古墳の発掘調査及び整備についても書かれていました。
地域においての草刈りや清掃をしながら、国指定の史跡に関わらず発掘調査も行われていない状況に富士市の誇るべき財産である浅間古墳の観光を含めての有効活用としての進める上でも、発掘及び整備は地元議員として今後取り組まなければといけない1つであると感じています。