経済展望

 東証の大納会の取引が終了し、1万5307円と5年ぶりに前年度末を下回る形になりました。
 年初には、1万7千円をつけており、イノシシ年だけに、猪突猛進での急伸が期待され、本年末には、1万8千円から2万円で取引が終わるであろうと多くの方が予想していたのにもかかわらず、大幅にあてが外れた状況です。
 株価だけでの判断だと、景気は決して良くない状況であると私は感じます。全体的にも、今年の中で、「実感なき景気回復」と言われましたが、景気が良くなっていると思えず、本当に景気が回復していたのか疑問を持っています。
 来年は、子年です。実は私は1960年のねずみ年生まれですの年男です。ねずみは12支の中でも、経済に関連付けた格言において、特に縁起が良いとされています。ねずみは子沢山で「神の使い」ともいわれ、ねずみ算的に財産形成には良いとされています。

 しかしながら、あとちょっとで新しい年になる訳ですが、内外景気、国内政局と懸念材料をすべて持ち越し、不安定な
なままの年明けとなります。

 「袋のねずみ」状況にならないよう、「百ネズミは大黒天の使者」の故事の中の、大黒天の金持ちのイメージ通り経済が発展し豊かな年になることを期待しています。