熟議の国会って、本当に大丈夫なの??

通常国会が開催され首相の施政方針が示されましたが、菅首相は「熟議の国会としたい」と述べていました。今国会では、ねじれ国会をいかに乗り切れるかが政権の命運が掛かっています。どうも、社会保障と税の一体改革を巡っては国民の負担増は強いられそうです。

財源がない中では、国民にある程度の負担はお願いすることは避けられないとして、消費税引き上げを前提としている議論が始まっていますが、政権をとるに当たり、4年間は引き上げないと明言していた以上、消費税引き上げを進めるなら改めて国民に信を問わなければいけない事であると思っています。様々な政策でお金を使ってしまい、足りなくなったから負担をしてくださいでは、納得できないと言われても仕方がないような気がします。私自身も、統一選挙が4月に控え、後援会活動をしている中では、応援もされますが、苦言も言われています。議員定数、報酬の削減はよく言われることでもありますが、先日も、農家の償却資産の課税について、「農業をやっている人間がどれだけ苦労しているのか認識しているのか、弱い人間や取りやすいところから取る事でなく、まず自分たち(議員や職員)の報酬を削って、無駄を省いてからではないのか」と言われています。富士市でも議会改革として、日割り制が導入する方向性は出されていますが、選挙後には定数、報酬についてもしっかりとした議論はするべきことでもあり、成されていくと思っています。
国においても、国民に負担を強いる前に、議員自らが一番に身を削ることを本来なら示さなければいけない事ではないのでしょうか、本来、民主党に求められていたことは、どのような事だったのかも考えて欲しいと思ってしまいます。
年が明けてから、タイガーマスク現象が起こり、伊達直人と管直人の比較がネット上でされている事が、テレビで放映されていました。
子どもに夢を与えるのが伊達直人—子供に無駄な手当を与えるのが管直人
庶民を勇気づけるのが伊達直人—庶民を落胆させるのか管直人
贈与するのが伊達直人—増税するのが管直人
すぐに立ち去るのが伊達直人—政権に居座り続けるのが管直人
会期は150日間ですが、3月危機も囁かれています。4月には統一選挙も控えています。
国民、市民の本当の生活第一を考えて、足並みを揃え、一刻も早い政治の安定は求められています。
小沢さんの問題を含め、与謝野さんを取り込み、身内からも不協和音が出ている閣内状況は、施政方針演説を眺めながら、「熟議の国会って、本当に大丈夫なの」と私も議員の端くれではありますが、他人事みたいに、ちょっと、呟いてしまいました。