ようやく、18日をもって、決算特別委員会において、付託されていた平成20年度の決算案が審査され、25日の本会議において決算認定となる予定です。
本年度、私は企業会計の担当特別委員会に配属されていましたので、水道及び病院についての決算審査でもありました。会派内では事前に決算についての勉強会も開催されており、それなりに委員会開催まで準備を進めていましたし、私も水道会計については6月議会で安心・安全な水道施設について取り上げていたので、改めて災害時においての水道の脆弱さを改善しなければいけない事と、簡易水道の統合を絡めた中での取り組みを質問しましたので、委員会、前日の夜中に資料を引っ張り出し、施設の老朽化の状況や耐震化率の向上に向けての取り組みを改めて確認をしたかったのですが、残念ながら質問はできませんでした。他の委員の方が確認をしては頂いているとは思いますが、出来なかった事には、また、当局へ直接行って確認はするつもりです。
病院会計については、純損失2億2486万円で前年度繰り越し欠損金と合わせて、累積欠損金は15億580万円となりました。昨年の産科医の危機問題は回避しましたが、未だ医師不足は深刻な問題でもあり、医師不足による患者数の減少は医療収益を減らす大きな原因でもあります。富士市立病院も多くの自治体病院と同様に経営状況はけっして良好な状態ではありませんが、自治体病院としては安心・安全な医療施設として、お金をつぎ込んでも成り立たせていかなければなりません。しかしながら、医師確保を続けていく上でも、健全経営は図らなければいけなく、経営の在り方は今後の課題でもあります。
富士市に住んでいて、病気や事故になった時の急性期病院としての役割をしっかり担って頂く為には、医師確保は必要であり、産科医以外にも、緊急を有す状況(心臓疾患や脳出血)になった時、救急車が来ても、対応する医師がいなければ受け入れる事が出来ないという事実を私は知りました。1分1秒を争う状況の中では、やはり一番身近な2次3次医療機関としての役割である中央病院が医師の受け入れる状況が整わなければ搬送される事は無く、他の病院を当たらなければなりません。他の病院でもうけられなければ、他地域と言う事になるのでしょうが、時間が掛かる事により助かる命も助からないと言う事になりかねません。たとえ助かっても、処置が遅れることにより後遺症も残る可能性もあります。亡くなってしまうような時は、受け入れてもらえなかったら、たまたま運が悪かったと言う事で片づけられてしまうのでしょうか・・・・・・・
緊急医療体制は大切な問題でもあります。
病院決算は終わったけれど、ちょっと考えさせられてしまう事が私にはありました。