議会前の「富士市DMVの導入を断念」報道

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2月16日から3月22日まで富士市議会2月定例会が開催されますが、それに先立ち9日に議運が開かれ定例会の議案、説明がなされました。その後、会派で議案書及び予算書等が配布されています。定例会が始まるまでの議案研修予定と定例会後の施政方針が出されてからの研修予定が組まれました。

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会派での本格的な議案中身の検討は明日からと、家に帰って夕刊に目を通すと1面の記事に「新富士駅ターミナル化 富士市新年度予算案発表新循環バス導入へ」の文字が飛び込んできました。思わず「え~」です。新聞を確認すると「市内の公共交通網の整備に向け、JR主要駅などを結ぶ新たな循環バス導入とJR新富士駅北口のバスターミナル化を進め18年度の運航開始を目指す。事業費として計1400万円を盛り込んだ。棚上げしたDMV構想に代わる手段として推進する。」と掲載されています。

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慌てて、テレビをつけるとテレビでは、「富士市DMVの導入を断念」「富士駅~新富士アクセスに循環バスを検討→新年度予算に開通費550万円を計上」「次世代交通DMV富士市で導入検討→JR北海道の開発も進まず、断念へ」と放送されています。
HP上で市長定例記者会見のコメント内容を確認すると「都市機能の整備及び充実につきましては,本市の玄関口であります新富士駅北口駅前広場の利便性向上に向けた詳細設計を実施するほか、新富士駅を含めた幹線バス交通整備を進めてまいります」とされていました。

ただDMV導入断念とは読み取れません。また、以前議会では、新富士~富士間の接続に関しては、DMVや身延線延伸を含め岳南都市圏総合都市交通都市計画の見直し作業を行った中で29年度までに方向性を出すとしていましたが、計画の見直し作業中での結論であったと思います。
いずれにしても、報道が先行してしまった感は強いですが、既に平成28年度当初予算概要等もHP上でも明らかになっていますので、明日から議案研修を進めながらも、新富士駅整備や公共交通の充実については今議会で問い質さなければいけない事の1つでもあると感じます。