私の娘が大学3年となり、就職活動を始めています。自分の人生だから自分で決めなさいと言ってありますが、私の時代とは様相は変わってきているようです。
私は、就職活動というのは企業訪問をする事だと思っていたのですが、ちょっと前から、娘がインターネットで検索しているのは、インターンシップができる企業を探していました。
娘がしきりにインターンシップがどこで出来るとか言うのですが、実際、インターンシップという言葉が私の時代には無かった為、何を言っているのかよく分かりませんでした。
しかしながら、臨時議会終了後に、興味があった東京で行われている、「議員の実像と政治の可能性−若者から見た政治—」NPO法人ドットジェイピーの佐藤理事長のセミナーの際にインターンシップという言葉の説明を聞き、よく分かりました。セミナーの冒頭で、このドットジェイピーの成り立ちとして、若年層の投票率の向上を取り組むプログラムを進める上で、「議員インターンシッププログラム」という言葉が出てきたのですが、インターンシップとは分かりやすく言えば、職場体験の事です。その背景として1997年以降に就職協定が崩れ、今まで医者等の専門職以外では無かったインターンシップが民間企業でも取り組まれるようになってきました。すでに就職をしたOBやOGからインターンシップをやる事により、就職が有利になると言われ、インターンシップに行きたいという学生は多くなっているそうです。しかしながら、インターンシップ受け入れる企業も増えてるとはいえ大企業や限られた学生であったり、インターンシップという経験がなかなかできない状況でもあります。(特に地方においては厳しいようです)ですから、最初の娘の話に戻るのですが、希望する企業に就職をする為に、インターンシップを受け入れているかどうか確認をしていたようですが、希望する企業には受け入れがなく、多くの学生は、インターンシップを一つの研修を受けた証のような形でとらえており、面接の際に有利であるとし、どこでもいいから受けたという実績が欲しいようです。民間企業へのインターンシップを受けたいのですが、難しい状況の中では、政治も若者の仕事の選択肢として捉えられてきたようで、議員インターンシッププログラムを立ち上げた中では、それを受けた学生がその後、議員になる方も多くいると言う話でした。
東京でのセミナーの話は、詳しく改めて掲載しますがが、娘が言っていたインターンシップと言う言葉がようやく理解でき、会話が続くようになりました。
しかし、就職を前にした親として恥ずかしい限りです。
でも、インターンシップという言葉知っていましたか・・・・