天に富を積みなさい。

 実は、今まで、毎月第2土曜日に聖書に親しむ勉強会に参加していました。しかしながら、議員になってから思うように時間が取れず昨年は、一度も出席できませんでした。行かなくなってしまい敷居は高かったのですが、勇気をもって、先週末の土曜日に出席しました。


 上智大学教授の瀬本神父によるカトリックの勉強会ですが、私自身は無宗教であり、家においては、浄土宗の檀家でもあります。縁あって、知識を広げる意味と今まで何か別世界の話のような聖書について触れる機会はなかったので、9年前から通っています。
 本年は、マタイの福音書について勉強をしていくようでしたが、私は、このマタイの福音書は以前より好きな所でもありました。(福音には、良い知らせという意味があります)聖書には、多くの言葉があり、また、4つの福音書の中でも同じような引用がよくつかわれています。多くの学ぶべき聖書の教えの中でも、マタイの福音書の言葉として、
「天に富を積みなさい」
という一節がありますが、この意味としては、人が生きていく中では、お金や物を蓄えるのではなく、目に見えない財産を(知識や経験や友情)などを天に預ける事の大切さを説いており、富というものは自分の心の中にある事を教えてくれています。
 人の満足というものは決して、お金や物だけで満足はできない事は、今まで生きてきた中では分かってきていますが、聖書の言葉により、生き方を指示してくれているようでハッとさせられます。他にも、気づかせてもらえる言葉は多くあり、自分なりに為にはなっています。
 今まで、時間がないと言ってつい勉強会をさぼっていましたが、参加してみると、一種独特の雰囲気の勉強ではありますが、自分を見つめ直したりする時間のようで、人生にとっては有意義なものでもあると思っています。
 今後も、天に富を積んでいくつもりで、無理のないようできる範囲で続けていくつもりです。
 良くホテルの机の中に聖書が入っていますが、聖書を眺めていると、訳が分からなくても何となく心が洗われ眠れるような気がします。